劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 負荷領域のデジャヴのレビュー・感想・評価
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TVアニメを見たあとで・・・
橋田(=ダル)がネットで知り合った女友達アマネユキという存在が気になる序盤(スペシャル版では描かれているらしい)。評価としてはTVアニメ版が4点だとすると、劇場版は3点くらい(ゲームはやってない。スペシャル版は見てない)。TV版が面白すぎてちょっとハマる。最初はユルいタイムトラベルものとして描いてあると思っていたのに、徐々に時間の概念を複雑に描き、世界規模の事件に巻き込まれていくというもの。
【ざっとTV版をネタバレ含む】
厨二病をひきずり、「狂気のマッドサイエンティスト」、別名「鳳凰院凶真」を名乗る大学生・岡部倫太郎(=オカリン)は「未来ガジェット研究所」を設立。たいした発明品もなかったのだが、「電話レンジ(仮)」でメールを過去に送ることができて、その通称「Dメール」によって徐々に過去を変える。ラボメン004となった牧瀬紅莉栖(=助手、クリスティーナ)がタイムリープマシンを発明して、謎の組織「SERN」に狙われ、オカリンの幼馴染みでもあるラボメン002椎名まゆり(=まゆしぃ)が殺されてしまう。彼女の命を救うために過去へと戻るオカリンだったが、幾度となくリープを繰り返すも失敗。そしてラボメン008となった阿万音鈴羽(=バイト戦士)が実は第三次世界大戦を阻止するために未来からやってきたという事実。まゆりの命を救うものの、今度は紅莉栖が死んでしまうというストーリー。
世界線という言葉でパラレルワールドを描き、単なる過去改変の分岐とは違う世界を描く。Dメールを使ったことで本来のβ世界線からα世界線へと移行してしまい、リーディングシュタイナーの能力を持つオカリンだけが改変前の記憶も保持することとなる設定だ。
混沌とした2010年7月28日からの3週間のα世界線から最終的には本来のβ世界線へと戻ったTV版から、今度はその1年後を描くこの劇場版。α世界線での出来事はオカリンだけが記憶しているが、他のラボメンも断片的な記憶=デジャヴを引き起こしている。オカリンと紅莉栖のファーストキスがあったが、その時オカリンは「実はファーストキスではない」と言っていたが、ここでその謎が解明され、ちょっと嬉しくなってしまった。TV版よりも感動度が低くなるのは、殺伐としたシーンも少なく、オカリンという存在が消えてしまうことがメインとなり、紅莉栖との恋愛部分を中心として殺伐としたシーンが無くなったためだろうか。スリリングなTV版に比べると、やはりファン向けアナザーストーリーといった感が否めない。
女性キャラ
002椎名まゆり:身長152㎝、B85/W56/H82
004牧瀬紅莉栖:身長160㎝、B79/W56/H83
005桐生萌郁:身長167㎝、B88/W59/H88
006漆原るか:身長161㎝、B73/W60/H77(だが男だ)
007フェイリス・ニャンニャン:身長143㎝、B80/W54/H77
008阿万音鈴羽:身長163㎝、B80/W59/H86
原作のゲームをやってから見て欲しい傑作
初見はお断り、アニメだけを見た人にも楽しめる作品です。
ただ、100%楽しむためには原作ゲームをコンプリートしている必要があるかもしれません。
個人的にSTEINS;GATEは本編が素晴らしくキレイに完結しているため、後に展開されているBDオリジナル25話やドラマCD等は全て物語の後付けや本編を補完するためだけのものだと思っています。
本編で100点満点をとってしまっているが故にどうしてもそれ以上に評価を上げるものができないという弱点を抱えているコンテンツと言えるでしょう。
この劇場版についても同じで、見終わった後もその認識が覆るものではありませんでした。
そんなわけで、期待半分に見に行ったわけですが、結果、補完という意味ではとても良かったです。
特筆すべき点としては、牧瀬紅莉栖役の今井麻美さんの演技が素晴らしくてかなり引きこまれました。
タイムマシーンの型番等、細かいところもグッときます。
他にも綯による萌郁殺害のシーンや、鈴羽ルートでのエンドレス・サイクリングなど、原作ファンにとっては忘れることのできないトラウマシーンをうまく取り入れている点も、ファン向けとしては良かったと思います。
ただやはり単独として見た場合ストーリーとしてはやや描写不足な所もあり、満足いくものではありませんでした。
例えば鈴羽のタイムトラベルの動機も他の世界線に比べて非常に弱く、都合良すぎるのでは?と感じてしまいました。
尺の都合で上手く描けなかった部分もあるかもしれないですが、あくまで補完の作品。
これぐらいのボリュームでちょうど良かったと思います。
そう考えるとこの劇場版の持つ役割的には(商業的成功も含めて)100点をとっているのかもしれません。
よく考え抜かれている!上手い!
TV版で綺麗に完結していたので、この映画の付け足しが全てを台無しにするんじゃないかと心配していたけど…
結果は、多少腑に落ちない点は有るけど、内容としては最高でした。オカベは「俺はファーストキスでは無い…」って言ってたけど、この事を指してたのかな?
テレビアニメ版を観てから観るべき
テレビアニメ(原作ゲームも?)の続編でした。
なのでテレビアニメを観てないと内容は理解出来ないと思います。
テレビドラマの続編を劇場版でっていうパターンは大嫌いで絶対観に行かないのですが、アニメだと何故か行ってしまいます。
で、Steins;Gateはすごく好きなアニメなのですが、テレビ放送の分で完結したと思っていたので、BD・DVDの特典映像のスペシャル(25話)と同様に続編といってものほほんとした雰囲気の作品になるだろうし、それなりに楽しめれば良いかってな気持ちで観に行きました。
結果、がっつり濃い内容の続編であり、予想を良い意味で裏切ってくれました。
岡部が消えるという設定は無理矢理すぎる気がしましたが、それ以外はニワカの私には概ね大満足な内容です。
紅莉栖が号泣するシーンがすごく良くて(←個人的趣味です…)、そのシーン観たさに再度劇場に足を運ぶ予定です(笑)
紅莉栖のキャラ的にまさかあんなに号泣するとは予想外で、鳥肌が立つ程ゾクゾクしました。
原作ゲームはやったことないので知りませんし、アニメも毎クール数本観る程度のニワカアニメファンですが、Steins;Gateはテレビアニメも劇場版も本当に良く出来た素晴らしい作品だなと思いました。
原作ゲームはアニメ以上に素晴らしい内容らしいので、いつかやってみたい。
スタッフ、キャストの夢と努力と色々な魂の結晶
ゲームもアニメも観ています。
ハマりにハマってしばらくしてからふと冷静になった部類です。
なのでこの劇場版を見るときには、とても落ち着いていて「おお、劇場版になるとは、人気なんだなあ」ってな非常にフラットな状態で臨んでいます。
さて、感想ですが、ゲームの時点でキレイに完結していたと思っていました。アニメは24話で詰め込み詰め込みだったので、劇場版は「ファンムービーなストーリーになるのかなあ」と思っていました。
ところがどっこい、まるで最初からそうすることが決まっていたかのような、実は劇場版スタッフがゲーム版脚本家にDメールでも送ったんじゃないのってくらいに美しく収束しています。
このシナリオには本当、感動しました。考え出すの大変だったろうなあ・・・。
絵もキレイ、音楽も歌もカッコイイし、声優さんは上手だし、なので、劇場版が初見の方でもそれなりに面白いとは思いますが、やはりゲームもアニメも観た後で観て頂きたいですね。最初から細かいところから、本当に大切に大切に創りあげてきたのがわかると思います。
おもしろいのだが・・・
内容はとても素晴らしい。
さすがはシュタゲというところなのだが、上映時間が90分と短くそのせいか後半の展開が駆け足気味になっている。
時間をもっと長くして、深く内容を掘り下げて欲しかった。
助手はとても可愛いのでそのために見に行く方はこのレビューは参考にならないかと思います。
なんとも…
原作と比べるとなんとも…。
岡部の消失の理由がなんとも後付くさく、ビミョーだった。
紅莉栖の一人語りも個人的に好きではないので評価はひくかった。
ラストシーンの中途半端さや岡部のファーストキスの点もバッド。
ただ、曲は鳥肌。
OP,ED,BGMの全てが素晴らしい。
だからまあ、総合的に考えるとボーダーラインギリギリってところ。
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