ピッチ・パーフェクトのレビュー・感想・評価
全127件中、1~20件目を表示
テンポ感とキャラクターの関係性の見せ方が良い。
作品全体について
ほぼ全編通してテンポのいいガールズトークが続くコメディが良かった。メインのメンバー全員の個性を活かしていたかと言われると微妙だけど、さりげない一言とか目線で誰が誰をどういう風に見ているのかを感じ取れる会話シーンが多かったと思う。
シーンごとの切り替えも、舞台パートもとにかく小気味よいカット割り。まさしくテンポを意識した映像だった。映像的には平凡な部分が多かったけど、終始楽しく見れた。
カメラワーク
コメディ映画であることを前提にしても、舞台パート以外のカメラワークが単調。ベッカとジェシーの距離感を詰めるカットバックとTUは良かった。
ベッカがオーディションを受けるとき、ベッカ以外のキャラクターを色んな画面分割で見せるのが良かった。メインたるベッカをどう写すのかも注目してたけど、一人だけステージで座って歌うというアイデア。これもまた良くて、オーブリー達の心を動かす距離感の近さの演出として有効だった。
舞台パートもステージ演出特有の回り込みや左右に動かす映像が続くのはつまんない。ライブ映像とかならまだしも、映画の中の舞台くらい新しいものが見たいと思ってしまう。これは他の作品にも言えることかも。
その他
オーブリーとクロエの関係性が最高に良い。本作最大の見どころ。冒頭の「事件」によってサークルに残された二人。考えが決して近いわけではないのに水面下にある信頼関係が見えかくれするセリフ、カメラワークが猛烈に良い。
革新的なベッカを評価しつつも保守的なオーブリーを思いやるクロエの優しさが表出したときのオーブリーの態度にも注目。クロエの感情を理解しているのような視線を送るのが百合チック。最後の舞台シーン、序盤のクロエのソロパートは画面手前にオーブリーを置き、振り付けの一環であるものの、オーブリーの方へ体を向ける。二人の特別な関係性を示してくれる、すごく良いカットだったと思う。
全員音感良すぎ
アメリカの女子大生って、こんなに色っぽいのかな。そうじゃないのもいるだろうが、総じて大人に見える。女子に比べると、男子は年相応か、子供っぽい感じ。
とにかく、歌われる曲の完成度が高く、アカペラばかりでも飽きない。大学生らが編曲したとは信じられないクオリティ。正確な音程とリズムに加え、キレキレダンスまでやっちまって、いやあ、レベル高いっすね。
オーブリーのこだわりがどこから来るのかわからないが、CAみたいな衣装の何がいいのだろう。大学生なんだから、ワーキングウーマン的なのより、若さをアピールした方がいいんでない? まあ、グループへの愛と、責任感があるのはわかるけど。背負い過ぎで、緊張が極限に達すると、アレがほとばしるのかな。あの量は、完全にコメディだ。
グループに様々な人材を配するのは理解できるけど、声の小さいアジア系の採用理由はわからなかった。歌う時はちゃんと声が出てるのか? 最後の最後で化けるが、予測不可能なんですけどー。太っちょエイミーを演じた人、ナイトミュージアム2のロンドンの警備員だよね。この作品でも、いい味出してた。
テレ東の放送を録画で視聴。
テンプレ。
歌は聞いてて気持ち良かったけど物足りなさを感じた
主役の魅力が足りない。面白いけど
キャラクターの描き分けは、かなりしっかりできていると思う。
外人さんの顔の区別が付かなくなるような、登場人物の多さだけど、全員のキャラがちゃんと区別できた。
主人公のDJプレイが趣味の女の子の、特技とか、レコード管理のインターンの時間、ライバルの男の子との微妙な恋愛模様なんかが、薄味なのに結局くっつく展開にはちょっとがっかりした。
アカペラの演技シーンはどれも素晴らしいものばかりで、ただ音を聞いているだけでも十分面白い。
それでも、やっぱり、ストーリー展開が雑で、進行が早い。「いい」と「悪い」の基準があいまいで、コンテストの勝利者と、敗北者の力の差があまり感じられないし、主人公の課題曲が古臭くて、アドリブを入れるシーンなんかは、セリフの説明が無ければ気付かないほどのレベル。
さらに言うと、なぜこの子が主役?というレベルの女優さんだった。
これと言った豪華キャストがいないだけに、主役はもっとキュートで可憐な女の子が良かったんじゃなかろうか。
楽しい映画!でもアメリカ人ってこの手が好きだな〜
音楽好きなら楽しめる♪
カラフルでポップなガールズ青春映画
【”アカペラ大会で優勝するには、確執を越えた団結が必要だ!”個性豊かな「バーデン・ベラーズ」のメンバー達のキャラ立ちとパフォーマンスが見事な作品。大嘔吐シーン(2回!)も、吃驚したなあ!】
■音楽業界で活躍する夢を持ちながらも、父親に説得されて渋々大学に入学したベッカ(アナ・ケンドリック)は、スカウトされて女性アカペラ部「バーデン・ベラーズ」に入部する。
矢鱈とリーダーとしてふるまうオーブリー(アンナ・キャンプ)やファット・エイミー(レベル・ウィルソン)ら個性的な部員たちと出会い、全国大会出場目指して練習に励むベッカだったが、マンネリ気味の楽曲にアレンジを加えたことで、オーブリーに退部を言い渡される。
◆感想
・冒頭の、アカペラ大会でのオーブリーの大嘔吐シーンは、吃驚したなあ・・。
・ベッカを陰ながらサポートする、優勝常連の「トレブルメーカーズ」のジェシーが良い奴である。
「ブレックファスト・クラブ」をベッカに見せて、団結の大切さを教えるんだよね。
<下品な言葉やシーンが、テンコ盛りだが、それを覆すパフォーマンスシーンは圧巻な作品。しかも資料によると、出演者たちは、1日10時間、4週間に及ぶトレーニングーアカペラ・ブートキャンプーを積んで本番に臨んだという。
そりゃあ、見応えがあるよな、と思った作品である。>
アカペラが題材。学生感満載。 アメリカっぽい笑いはちょっと苦手だけ...
ビッチじゃなかった
60点
マッシュアップかっこいい!
渡辺直美が良かった!
相変わらず妙なところに感動してしまうオッサン趣味が悲しい。まずはアナ・ケンドリック演ずるベッカの趣味である音楽制作が本格的なDTM。波形をそのままコピー&ペイストして作り上げるのも楽しい作業であります。またやりたくなってきた。
基本はアカペラグループで全国大会リンカーン・センターを目指す青春音楽ものなのですが、ヒットしたポップスを軽々とアレンジして歌ってるところが凄い。日本人では出せないリズム感とハーモニーには感動してしまいます。
全体的には若者向けではあるけど、オッサン的には序盤でジェシーが歌っていたカンサスの「Carry on Wayward Son」だけでも感涙もの。ステージ上でも「Eternal Flame」で泣けるし、やっぱり古い曲が胸に響いてきます。
保守的な考えのリーダー・オーブリーと後輩を気遣うクロエの関係や、ベッカとファット・エイミーのコンビ、そして不気味なリリー(ハナ・メイ・リー)という個性的なメンバー。ジェシーとベンジャミンの友情も見逃せない。ベッカのオーディション場面におけるペン立てを使ったパフォーマンス「Cups」、エイミーの脱ぎ脱ぎシーンなど見どころ満載。そして最後のパフォーマンスは身震いするほど感動的だった。やっぱクロエの低音の魅力かな。
ゲロシーンやリリーの会話だけを取り出してみると、ホラー映画とも勘違いしてしまいそうになるし、『ブレックファスト・クラブ』にオマージュを捧げているうえに『ショーシャンクの空に』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『スターウォーズ』ネタもある。やっぱり、不気味ながらもパーカッシブ・パフォーマンスで盛り上げてくれるリリーが最高だったかも。以下、リリーの台詞を抜粋。
・魚みたいなエラがあるの
・本物の死体見たい?
・私、ムショにいた
・放火が趣味なの
・双子の妹を食べた
全127件中、1~20件目を表示