刺さった男のレビュー・感想・評価
全1件を表示
不思議な事故
クリックして本文を読む
何とも不運な事故。警備員たちが救急車を呼ぶものの、後頭部に鉄筋が刺さった状態では動かすことも出来ずお手上げ状態。折しも博物館では市長の記者会見が開かれていて、マスコミが駆けつける。これをチャンスだと思ったロベルトは知り合いのマスコミに電話をかけ、独占取材によって金を儲けようと考えた。
チリ鉱山の崩落事故では鉱員たちは悠々自適の生活を送っているなど、シリアスなマスコミ利用を口にする。15万ユーロで最初は落ち着くかと思ったら、ロベルトが死んだ場合にはもっと出すなどという会社が現れた。人の生死がかかっている緊迫した状況で、このマスコミの酷さはほんとに腹が立つ思い。妻ルイサ(ハエック)や子供たちは命が助かればそれでいいという想いでいっぱいなのに・・・結局彼女が取った行動は、小さな局に見せかけの独占取材をさせて夫ロベルトを安心させようというもの。
ヘビメタやってる息子が笑えるし、ところどころブラックではあるが、笑わせてくれる。しかし、最後には手術は失敗。なんだか後味悪い結末・・・
コメントする (0件)
共感した! (1件)
全1件を表示