劇場公開日 2014年11月22日

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「命か金か。究極のシチュエーション・サスペンス。」刺さった男 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5命か金か。究極のシチュエーション・サスペンス。

2014年12月6日
PCから投稿

悲しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:極限状態に置かれた主人公を通して、「命を大事にするか、お金を稼ぐか」の、究極の選択に考えさせられる。シリアスな中にも、フッと笑える要素があるのもイイ。
否:当然ながら、グロシーンもあり。終わり方も好みが分かれそうなところか。

 まさに「命とお金、どちらが大事?」という映画です。ロベルトとルイサは勿論のこと、体裁を気にする市長や、歴史的建造物を壊す救助に反対する館長、そしてロベルトの事故を食い物にするマスメディアと、それぞれがそれぞれの立場からの、究極の選択を迫られていきます。そんな中、一貫して“夫の命”を主張して譲らないルイサの姿が、また感動を誘います。
 “頭に鉄骨が刺さる”というシチュエーションなので、当然グロいシーンもありますが、なかなかあり得ないストーリーなので、怖いもの見たさにご覧になってみるのもありかと思います。

映画コーディネーター・門倉カド