トールマンのレビュー・感想・評価
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Netflixで鑑賞。いやービックリした。とんでもないストーリーだ...
Netflixで鑑賞。いやービックリした。とんでもないストーリーだった。最初はXファイルやツインピークスを彷彿とさせるいい感じの雰囲気だったのに。最後の着地が想像と全然違う。感情移入の対象者がどんどん変わり、頭が混乱。ミスリードを狙いすぎ。貧困と家庭内暴力が蔓延する寂れた街のDQNから子供を拐って子供がいない金持ちに引き渡す。もっと良い方法はなかったのだろうか?女の子がスクリーン越しに観客を見つめてモラルを問いかけるラストシーンにグッときた。そうそう、2回目を観ながら気づいたのだが、登場人物の目を見れば誰が異常なのか、信念のない人間なのか直ぐ分かる。それにしてもロケーションが素晴らしかった。オープニングロールの空撮シーンは最高だった。
メッセージがひどい
ドキュン一家からは子供を奪い取って、金持ちに育ててもらった方がいいという主張はまったくもってひどすぎる。具体的に虐待があるならまだしも、そうでもないのにただ環境が劣悪だから奪っていいとは、あんまりだ。いくら映画の才能があっても、こんなひどい考え方の人はダメだと思う。残念な人だ。
人助けという名の正義
かつては鉱山で栄えた街も、その鉱山が閉鎖されて6年、失業、人口流出、貧困と寂れ続ける一方だった。そして、子どもがひとりまたひとりと忽然と姿を消すという更なる悲劇が街を襲う。人々は謎の誘拐犯を“トールマン”と呼び恐れていた。医師の夫亡き後、ひとりで診療所を切り盛りするジュリアもそんな街の状況を憂れるひとりだったが、ある晩、彼女の息子デビッドが姿を消す。
“トールマン”は本当に存在するのか?
子供たちはトールマンが誘拐したのか?
というミステリーなのだが、
“トールマン”の正体については二転三転。
真相は意外なものだったが、
ジュリア(やその“組織”)がやったことについては、手放しで賛成出来ない違和感が残る。
それは、子どもを救うにはまず大人たちの状況を変えるという視点が欠けているためだ。
子どもを誘拐するという極端な方法を取るまでには、それなりの逡巡があっただろうと想像は出来るが、それでもこれが本当に許されるのか?正義なのか?
子どもたちが置かれている厳しい状況についてもっと描写あれば、という指摘も出来るだろうが、そこを敢えてやらなかったというのは作り手の意図ではなかったか?
何が正しいのか?私達に考えさせる為に。
アーモンドグリコ
監督の前作「マーターズ」は、前半と後半で全く違う展開となる、一粒で二度おいしい映画でした。
本作も同様に、前半に被害者と思われた主人公が、後半に実は加害者だったという展開に少し驚いたのだが...
問題は、監督の言う前半が表層部で後半が深層部と言う、二層構造にしたかったんだろうけど、トールマンの正体と目的に共感が得られないこと!
本当に、毎年子供が1000人行方不明になっていることを問題提議する気なら、前半にもっと子供たちの劣悪な家庭環境を描写すべきだし、そうしないから、主人公やトールマンのセリフも全く心に響かない!
監督には、こんな社会派ミステリーもどきの作品撮らないで、「マーターズ」のような突き抜けた変態映画を撮ってほしいですね(笑)
おおきなお世話?
ポスターが超意味深でして、勝手にホラー作品かなと思ってました。
だってあのトラック、まるでジーパーズクリパーズじゃないですか。
でも正体を知ったら、なんか切ないです。
社会福祉団体が強気の一方的な正義感でつっぱしると、こんなふうに
なるんですかね。もう、大きなお世話じゃ、とも思うんですが。
でも確かにある意味、種明かしとしては、けっこうビックリの展開です。
j・ビールも強い女が定着してきましたね。骨格が太そうです。
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