劇場公開日 2022年2月4日

「いまいち」劇場版 TIGER & BUNNY The Rising まどかマギカ前編さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5いまいち

2014年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

(テレビシリーズ、The Beginningどちらも視聴済みでの感想です。)

まず一言で感想を言うと「いまいち」であったと思います。

なんだか観ている間、ずっともやもやしている感じ。原因は①「キャラクターの性格がTVシリーズからかなり変わってしまっている」②「キャラクターのセリフが物語を進めるためだけに無理やり言わされている感がある」が挙げられるのではないかと思います。

これは特に楓ちゃんの発言に現れていました。お父さんに対してツンツンで、最終的にお説教(?)までしちゃいます。もちろん、ツンツンの裏にはお父さんへの愛があるのでしょうが・・・。お説教シーンでも上から目線&命令口調でしゃべっていて、「楓ちゃんてこんな子だったっけ?」と観ていて違和感を感じてしまいました。その楓ちゃんに対して虎徹も「母さんに似てきたな」なんて言うもんですから、違和感倍増です。

次にネイサンの過去描写について。敵のネクスト能力によって過去に受けた差別やいじめを夢の中で再現され、自分を見失うネイサン。いつものタフなネイサンはどこにもいません。しかし、パオリンの「あんな男の人みたいに強くて、女の人みたいに優しい人ほかにいない(うろ覚え)」みたいな発言でハッと自分を取り戻します。私は私、ありのままで良いのだ・・・と。

このネイサンの過去描写、かなり時間を割いてあるんです。それにしてはあまりにも軽い締め方だったと感じました。製作側は時期的にソチ五輪でロシアでの同性愛宣伝禁止法が問題になっているのを意識したのでしょうか?それとも物語のお約束ってやつなのでしょうか?(もやもや)

重箱の隅をつつくような感想なのですが、とりあえず手放しに「この映画面白かった!」とは言えない作品だったと思います。

まどかマギカ前編