ジャッジ・ドレッドのレビュー・感想・評価
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B級はB級らしくして欲しい
ツッコミを許容するのはB級映画の強みだと思うが、
どっちにも印象が振れずどう見ていいか戸惑う。
それにも増して詰めの甘さと、描写力の無さは致命的。
なぜ新人はヘルメットを被ってないのか、新人だからこそ被るべきはずが、きれいな顔のまま活躍する。
スローモーという幻覚剤の製造、そんなに重罪かも疑問。殺しよりも隠蔽したい罪として位置づける説得力はない。
爆発の衝撃で一度ビルから外に出たが、なぜ戻った。なぜ、いつまでも罪人を連れまわす。説明がすべて軽薄で粗ばかり目立つ。もうミスジャッジ連発。
ラストの合格にはもう失笑するしかない。
最低のリメイク
メガシティやスローモーションによる映像演出は凝っていてよかった
あとは単調で眠気を誘うテンポの悪さ、不必要なカットシーンやグロいシーン、アクションも迫力も興奮もなく、ジャッジ特製の武器の演出もいまいち、序盤から登場するラスボスがクライマックスまでだらだらとちょっかいをだし、結局なんの驚きもなく、オリジナルの内容劣化HDverといったところです
巨大高層ビルに閉じ込められた二人のサバイバルアクション
まるで『X-men』の悪役マグニートーみたいなヘルメットをかぶり、複数の特殊弾を使い分けられる専用銃を持ち、プレート入りの全身黒スーツというスタイルの治安要員ジャッジ。
彼らは現場で法適用を判断、その場で処刑することも許可されている存在。
こんな連中が街に配置されているのに、それでも治安が悪いという時代設定。うーん、荒廃してますな~。
そんなジャッジの一人ドレッドは、武装した麻薬売人3人に単独で立ち向かい、無傷で対処するという人物。短い冒頭でベテランっぷりを観客に教え込む。
麻薬吸った連中がキラキラなのに、妙な美術意識を植え込んだのかと嫌な予感がしたものの、これは杞憂。すぐに理由が判明する。
ごくごく短時間で必要な情報を上げ膳据え膳。この小気味よさが心地よい。
ベテランのドレッドが主人公なだけに、ちょっとやそっとの犯罪者じゃ対抗できない。そのためか本作では、映画演出上、なかなかに困難なシチュエーションが提供された。
地上200階の超高層ビルで、外部への連絡手段を断たれ、そこの犯罪組織とガチンコ勝負しなければならない。映画『ダイ・ハード』にそっくりだ。
違うのは、ドレッドにはとびきり強力な銃が提供される。またルーキーとはいえ、身近に相棒を置くというのも強みの一つ。
ドレッドに与えられた銃は、音声入力により発射する弾丸が選択でき、比較的軽微の犯罪者にはスタン弾で感電させ、群れたギャングには焼夷弾で一網打尽にするなどといった使い方ができる万能銃。
こんな銃を装備してQCBやられた日には、まるでサバゲーそのものの。実際、そんなシーンも存在して、ジャッジ二人がギャングどもをコテンパンにする。
というか、武装こそ強力なものの、立ち回りがまるで素人なギャングが訓練されたジャッジにかなうはずもないのだけど。
またルーキーは透視と読心ができる超能力者。
接敵を回避したり、捕虜尋問に精神ダイブしたりと便利すぎる技を持つ。超能力ネタが好きな人には垂涎ものの見せ場も用意されている。
そんなだから、なんか含みがあるかと期待してみれば、単に便利なだけという設定には苦笑しちゃうけれど。
ギャング団のボスもなかなかキレた存在。
元娼婦なのだが、ヒモがナイフで顔に切りつけてきた際、そいつのアレを噛み千切るというアレな人。逆にポン引きのシマを乗っ取り、さらに超高層ビル一棟まるごと支配しちゃったという猛者。
荒れくれのギャングたちを統率し、麻薬売買で収益を上げ、ドレッドとの対決も即断即決で実行に移した張本人。ゾクゾクしますな~。
見所はいくつかあるけども、一番イカしてる(イカれてる?)と思ったのは機関砲3門で住民ごとジャッジを制圧するシーン。
映画『マトリックス』でもクライマックスでビルが破壊されるほどの銃撃戦に遭遇するが、あれ以上の破壊ぶり。そりゃそうだわな。まるで武装ヘリに搭載するようなガトリングガンでやられるのだから。
さすがのジャッジも死ぬかと思ったわ。
あわやジャッジとなったのは別シーン。
最強の治安要員にぶつけられたのは同じく最強の人たちなのだけど、そこで初めて負傷してしまう。
その治療方法がまた痛々しい。まるでホチキスみたいなの使って傷口ふさぐとか、荒っぽ過ぎるぜ、アンタ。
ラストはギャングボスがビルの一般市民を人質に取った大勝負に打って出てくる。
それに対するジャッジ・ドレッドのとった選択も秀逸。
最後まで観客の期待に応えてくれる男だぜ。
では評価。
キャスティング:6(ルーキー役のオリヴィア・サールビーが美しくも成長していくジャッジを熱演、組織のボス"ママ"役のレナ・ヘディの凶悪ぶりもイケてる)
ストーリー:7(サクサク背景説明、スマートな場面展開が気持ちいい)
映像・演出:7(特殊弾の効果が視覚的にもバッチリわかる/精神ダイブの描写がナイス)
ガンアクション:8(射撃姿勢や特殊弾の使い分け、立ち回りにリアリティ)
男臭さ:8(無駄口叩くくらいなら銃を撃つ、撃たれたらホチキスで止める)
というわけで総合評価は50点満点中36点。
設定がかっちりしてるなと思ったら、原作コミックがあるそうな。道理で。
その雰囲気も味わいつつ、コピー「この男の裁き(ジャッジ)を見届けよ」にのっとって鑑賞するのがオススメ。
大当り!!!
面白かったです!
イギリスのコミックヒーローですが、当然のごとく読んだことは一度もなし。
かつて、シルヴェスタースタローン主演でおおズッコケしてしまったことくらいしか知識なかったのも良かったのかも。
3Dで見ました。
映画がスタートしたときは3Dでなくていいんじゃない?って思ったけど、違法ドラッグの効果考えると3Dのが臨場感でますね。
お話は単純。
極悪人ばかり住む悪の巣窟の超高速ビルに新米ドレッドと閉じ込められたジャッジドレッドがどうやって脱出するか!
極悪人ばかりなんだからどしどしぶっ殺していくしかないわけで…必然的に情け容赦ない戦いが展開されるのでした。
このビルに入るまでの導入部も短くて◎。
新米ドレッドにミュータント能力をもたせたのも◎。
ジャッジドレッドが感情なくただただ法にのっとって相手をさばいていくもんだから、だらだら同情誘うシーンもなくやたら小気味よい展開で突っ走るのも◎。
95分という実に絶妙な上映時間であっという間にラストを迎えますよ!
かっこよくて、面白かった!
最近のコミックヒーローものでは一番かも!
マイナー最弱ヒーロー???
アニメのキャラクターは好きでしたがストーリーは知らないしスタローン版も観たことありませんでした!
特別目新しい所もなく予算も抑えられていてアメリカのドラマ位だったかも知れないが中々まとまった内容だと思いました。
これと言った能力がなくコスチュームもタイツ系ではなく特殊部隊の様な格好とこの辺がアメコミヒーローとは異なりコミカルなヘルメットがなければただのアクション映画で終わったしまいそうな …
全体的に地味でしたがまずまず楽しめました。
続編をやって欲しいです♪
残虐すぎて楽しめない
ちょっと新しいロボコップな出で立ち。 ジャッジと呼ばれるその職業は 裁判所いらず。 悪人を見つけたら その場でジャッジ(判決)・処罰を下す。
新人のアンダーソンを連れて任務についたジャッジ・ドレッドは ギャングを牛耳るMa-Ma(ママ)に挑戦状を叩きつけられる・・・というストーリー。
予備知識なくIMDbで高評価だったので 観に行きました。 タイトルの“3D”は、それ専用のモーション(・シーン)があって2Dだと間延びしてしまう感じです。 コミックが原作のこの作品、あまりの残虐さに 胃酸逆流。 ヒーローものとばかり思っていたのですが、人間の悪の部分を集めた・悲しくも この世知辛い世の行く末を映したような 汚れた街の 汚れた人間模様。
ジャッジ・ドレッドを演じたカール・アーバンは 鼻から下の演技・・・と呼ぶのかな。 誰でも良かったというと 怒られそうですが、あの鋭い眼光は最後まで目にすることはありません。
ギャングの長・Ma-maを演じた レナ・ヘディ。 『300スリーハンドレッド(2007)』でレオニダスの妻を演じた女優さん。 はっきり言って、「弱い」。。。 存在感をアピールできず、また ジャッジ・ドレッドの追い詰め方も「女が仕切ると こうなる」的な つまらなさ。。。残念。
唯一の救いは アンダーソンを演じたオリビア・サールビー。 平凡なルックスでヘルメットも無しだし、わざとハズしたキャラなのかと思いましたが “新人(ルーキー)”というポイントをしっかり押さえて 後半は控え目な演技ながら 一番印象に残るキャラクターに変わっていました。 髪型ですごく表情が変わる オリビア。 『エンジェルウォーズ(2011)』の主演を逃したという経歴があるそうです。
普通のバイオレンス・アクションでは満足できない方 向け。 真新しさもなく、私には合わない・残虐すぎて楽しめなかった 2.5評価。 内0.5はオリビアへの支援票です。
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