劇場公開日 2013年2月16日

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「「ジャッジ・ドレッド」映画化は鬼門?」ジャッジ・ドレッド 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5「ジャッジ・ドレッド」映画化は鬼門?

2015年4月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

かつてシルヴェスター・スタローン主演で映画化されたイギリスの人気コミックを再映画化。
「俺が法だ!」のスタローン版は昔見たけど、今となっちゃうろ覚え。

荒廃した近未来のアメリカ。法の番人兼刑の執行人=ジャッジ・ドレッドが、犯罪組織に戦いを挑む。

興行的には奮わなかったものの、不評だったスタローン版より評価は良かったらしい新ジャッジ・ドレッド。
でも、何処が評価されたのか分からない。

劇画タッチのアクションや近未来武器、薬で周りがスローに見える映像などクールなのはクール。
が、やたらと過剰なバイオレンス描写が目立つ。と言うより、むしろそこに力量が置かれている感じを受けた。
その為、コミックの映画化なのに、昨今のアメコミ映画のようなスカッとするエンターテイメント性に欠ける。
一見大作風だけど舞台が超高層ビルに限定され少々スケールにも欠け、せっかくのリブートなのにどうしてもB級臭が漂う。

結局終始マスクを被ったままで素顔を見せず、演じたカール・アーバンにとって納得なのか不本意なのか。
パートナーの新人女性ジャッジは美人なのはいいが、何故に超能力者という設定? 原作通り?
この手のSFアクションで敵のボスが女なのは新味あって良かった。

正直、これで続編を見たいとは思わない。
かと言って、今更スタローン版も無いし。
「ジャッジ・ドレッド」映画化は鬼門!?

近大