劇場公開日 2013年2月16日

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「残虐すぎて楽しめない」ジャッジ・ドレッド Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5残虐すぎて楽しめない

2012年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

ちょっと新しいロボコップな出で立ち。 ジャッジと呼ばれるその職業は 裁判所いらず。 悪人を見つけたら その場でジャッジ(判決)・処罰を下す。
新人のアンダーソンを連れて任務についたジャッジ・ドレッドは ギャングを牛耳るMa-Ma(ママ)に挑戦状を叩きつけられる・・・というストーリー。

予備知識なくIMDbで高評価だったので 観に行きました。 タイトルの“3D”は、それ専用のモーション(・シーン)があって2Dだと間延びしてしまう感じです。 コミックが原作のこの作品、あまりの残虐さに 胃酸逆流。 ヒーローものとばかり思っていたのですが、人間の悪の部分を集めた・悲しくも この世知辛い世の行く末を映したような 汚れた街の 汚れた人間模様。

ジャッジ・ドレッドを演じたカール・アーバンは 鼻から下の演技・・・と呼ぶのかな。 誰でも良かったというと 怒られそうですが、あの鋭い眼光は最後まで目にすることはありません。

ギャングの長・Ma-maを演じた レナ・ヘディ。 『300スリーハンドレッド(2007)』でレオニダスの妻を演じた女優さん。 はっきり言って、「弱い」。。。 存在感をアピールできず、また ジャッジ・ドレッドの追い詰め方も「女が仕切ると こうなる」的な つまらなさ。。。残念。

唯一の救いは アンダーソンを演じたオリビア・サールビー。 平凡なルックスでヘルメットも無しだし、わざとハズしたキャラなのかと思いましたが “新人(ルーキー)”というポイントをしっかり押さえて 後半は控え目な演技ながら 一番印象に残るキャラクターに変わっていました。 髪型ですごく表情が変わる オリビア。 『エンジェルウォーズ(2011)』の主演を逃したという経歴があるそうです。

普通のバイオレンス・アクションでは満足できない方 向け。 真新しさもなく、私には合わない・残虐すぎて楽しめなかった 2.5評価。 内0.5はオリビアへの支援票です。

Blue