「何故こんなに面白味に欠けてしまうの?」レッド・ライト Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
何故こんなに面白味に欠けてしまうの?
超能力は本当に存在するのか? そしてその超能力とはどんな力を指すのか?
それを長年に渡り調査研究を続けて来た2人の科学者と超有名超能力者の対決と言う面白そうな題材なのだが、何故これ程つまらない映画が出来てしまったのだろうか?
主人公のトム・バックリー博士を演じているキリアン・マーフィーのキャラが余りにも地味過ぎるからなのだろうか?
キリアン・マーフィーって今迄で彼が出演していたと言う作品を調べても、特に印象に残る映画が私の記憶には無いのだった。唯一記憶に残った作品は、私の大好きなケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」
記憶に残っていない俳優の作品の場合は、新鮮味が有り、返って白紙の状態で映画を楽しめるので、映画が面白く感じられるのが普通である。しかし何故この映画は駄目なのか?
特にラストシーンは、薄々もしかしたら?と予想を付けていた通りの展開に!
しかし、確信に至っていなかったので、もう一つ捻りを加えると面白く出来たのではないだろうか?
ハッキリした伏線で、単純なストーリー展開が駄目だったのか?
ラストシーンで、デニーロが、バックリー博士に詰め寄るセリフが嫌に頭の中で繰り返され、その事ばかりが気になる作品だった。
シガニー・ウィーバーも昨年だったかな「ミッシングID」ってお粗末な映画に出るし、その次がこれでは、残念ですね。折角のベテラン俳優を使っているのに、役者の見せ場も無いなんて信じられない!
このマーガレットがデニーロ扮するサイモン・シルバーと30年前に対決していたプロセスをもっと丁寧に再現していったなら、きっとデニーロとシガニーの迫真の芝居の対決が有ってもっと盛り上がったのではないかな?
このレッドライトって映画のつまらなさに、レッドライトが点滅していると言う意味なのかな?
普通は、ホラー映画って人気が有るし、サスペンス映画は更に人気のジャンルだからそれらの要素を組み合わせて、出来が悪いのはハッキリ原因が解らない!
俳優陣達は、芝居がみんな巧い人ばかりだし謎だ?
超能力を持ってしても、この作品を面白く創り上げる事は叶わなかったと言う事か?
あなたは超能力の存在をしんじられますか?私は「つなぐ」など現実的には起こり得ない事は分かっていても信じるタイプの人間なのに、あぁ~残念!
最後の超能力をテーマにした映画を記しておきますね。「スキャナー」クローネンバーグ監督の注目作。そしてデパルマ監督の「キャリー」・これから公開されるかな?「クロニクル」が有る。「スーパーマン」「スターウォーズ」も超能力だけど、これは別物だよね