「手品映画」レッド・ライト odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
手品映画
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昔はカルトの信奉者と心霊現象を目の敵にする大槻義彦教授とかの討論番組が高視聴率をとった時代もありましたが、今では超常現象とか超能力者なんて眉唾とは誰しも思うところ。
そこで謎の超能力者に大御所のロバート・デニーロを使って箔をつけています、トリックを暴く側の科学者もシガニー・ウィバー、何しろ女王エイリアンを倒した彼女なら楽勝と思ったら、謎の急死、パートナーの学者が若手で頼りないと思わせてこの顛末、ごめんなさいと独白でTHE END。
大体のサスペンスは事件の解明が約束されているしトリックの巧妙さが醍醐味でもあり作者の知恵の見せ所なのだが謎解きのいい加減なサスペンスが成立するものなのか・・・。
手品を見せてタネを明かさない、何故ならそれが手品の醍醐味だから、ところがこれを映画に置き換えて真相は如何に・・、あとは個々人で推察なさいと幕引きされたら面食らうだけ。
この手品のような映画にタネがあるとしたら俳優で誤魔かすところぐらいでしょう。
脚本・監督・製作のロドリゴ・コルテスさんの術中に嵌められてしまいました。
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