「肝心なのは。」NO ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
肝心なのは。
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独裁政権下のチリで1988年に行われたピノチェト政権続投を
問う国民投票をめぐる驚きの実話を映画化したもの。NOとは
不信任票のことで茶番劇のはずの投票はまさかのNO陣営勝利
という結果に終わった。すんごい!!ことなんだけど当時の
チリ情勢に疎いとしばし置いてけぼり状態。冒頭~十数分は
ん?と思う箇所多し。ガエル演じる敏腕広告マンは普通に闘
ったって勝てっこないのを分かってわざとユーモアたっぷり
のCMを制作。これが大ウケ。もちろんYES陣営も丸かぶりの
CMを作るが…。恐怖にはユーモアで!の精神は買うが命懸け
で勝利したわりに苦い目線のラストが印象的。目新しさでは
注目度の高さを得ても、宣伝された商品の中身が一番肝心だ。
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