「あくまでもX-MEN外伝」ウルヴァリン:SAMURAI arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
あくまでもX-MEN外伝
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日本が舞台になっていることで、日本のファンはどうしたって期待してしまうのだが、一方で不安も隠せない。
ハリウッド映画で日本を描く場合、お約束のように“トンデモ日本”とでも言うべき描写があって、日本人としてはどうしてもそこで興醒めしてしまうから。
今作でも、“日本”を全面に出そうと苦心しているのは理解出来るし、増上寺や上野駅など見慣れた景色が登場するのは嬉しいのだが、そこでも首を捻らざるを得ない。
矢志田氏の葬儀で、あんな焼香の仕方はおかしいし、上野駅から新幹線に乗って南に向かうということはあり得ない。
それに着物(喪服で)の襟をあんなにゆるく着ることにも違和感を感じる。
どう見ても夏景色の長崎から山の中に移動したら雪景色というのもあり得ないこと。
まあ、こういうことは日本以外の国では問題にはならないのかもしれない。
しかし、何よりもX-MENシリーズの中でもとりわけ安っぽくみえることが残念。
これは、あくまでも外伝ということを認識するべきなのかもしれないが、ラストでマグニートーとプロフェッサーXの姿を見てホッとしてしまった。
ユキオを演じた福島リラちゃんは、演技はともかくアクションとミュータントっぽいルックスは良かったと思います。
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