「ウルフガイ」ウルヴァリン:SAMURAI レントさんの映画レビュー(感想・評価)
ウルフガイ
ヒュージャックマンの一番のはまり役ウルバリンは大好きなキャラクター。昔、平井和正氏のウルフガイシリーズにドハマりした身としてはこのアメコミハードボイルド狼男もなかなかのもの。
平井氏のウルフガイといえば、狼男が持つその不死身性をめぐって人間の醜い欲望があらわになるというのが特徴の一つ。今回の作品はその内容に近いものであり期待していた。
しかし蓋を開けてみれば、日本の描写が相変わらず違和感ありまくり。欧米人が抱く歪曲された日本そのものを相変わらず描いており、これはむしろ確信犯的にやっているのかとさえ思える。
にしても白昼堂々上半身裸で刺青見せびらかしながら襲撃するヤクザなんていないし、日本人を演じている役者が真田氏を除いてみながキルビルレベルのへたくそな日本語。それらが物凄いノイズになっていて全く作品に感情移入出来なかった。
評判の悪さからシリーズ唯一の未視聴作品だったが、やはり評判通りの出来だった。ただストーリーはウルフガイに近いものをやってくれてその点は良かった。
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