「一言で台無しになりました。」ウルヴァリン:SAMURAI よしさんの映画レビュー(感想・評価)
一言で台無しになりました。
ウルヴァリンが、日本を舞台に旧友の孫娘を助けて活躍する物語。
真田広之を見るだけが目的の鑑賞でした。
それでも流石ハリウッドですね。前半は秋葉原や新幹線での格闘シーンにくぎ付けになりました。一人か二人、特別に強いヤクザの設定を作っても良かったかもしれません。そうすれば、新幹線での格闘もより映えたかもしれません。
機関銃を抱える警備員とか・・・ご愛敬もありましたが、日本の現在の風景を、それなりにしっかりと映してくれていました。
後半は興ざめ。やはり日本となると忍者が出てこなければならなくなるのでしょうか。
真田さんの殺陣、もっと見たかったですね。増上寺の乱闘シーンなど、彼が出ればもっと映えるものになったと思うのですが、もったいない。
最後に、長崎の原爆を映してくれたのは嬉しかったのですが、それを「平和に続くもの」と言うような、投下を正当化するようなセリフは付けて欲しくなかった。セリフの趣旨は「原爆の犠牲者の死を無駄にしない」と言う使命感を発したものだったのかもしれませんが、字幕上ではそれは感じませんでした。とても不愉快に感じました。これだけで評点を大きく下げさせて頂きました。
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