「俺たちは死なないんだよ」欲望のバージニア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
俺たちは死なないんだよ
こんな田舎でも大きな抗争があったんだ。アル・カポネなどのギャングが闊歩していた時、そこから逃げるようにバージニア州フランクリンにやってきたマギー(ジェシカ・チャステイン)。次男のフォレスト(トム・ハーディ)は彼女と恋仲になり、三男ジャック(ラブーフ)は牧師の娘バーサ(ミア・ワシコウスカ)と恋仲に。
世の中、常に平穏を願うかのように動いているものの、禁酒法時代は恐ろしいアメリカを象徴していた。人々は職を奪われ、農場も砂嵐などで奪われ、生きていくだけでも大変な時期だった。悪法といえば悪法。とにかく経済が回らない。いつの時代でもそうしたマイナスの政策はあるもので、現代においても政治を注視しなければならないなぁと思う。
結局、ギャングの抗争。どことなく自由を求めて戦う悪党といったイメージが残るけど、取り締まる側にも悪党がいっぱい。悪は悪を生んじゃうのだなぁ。まぁ、根源にあるのは酒の飲みすぎなんだろうから、段階的に規制すればいいのにね。個人的には、「飲み放題1500円」とかを止めてほしい・・・静かに美味しく飲みたいからさ。
それにしてもクリケットは可哀そうだったなぁ。殺されちゃう雰囲気ムンムンだったけど。さらにフォレストの不死身ぶりと、後に明かされる、「本当は歩いて病院に行ったんじゃないわよ」との告白が良かった。普通死ぬって・・・
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