「掻っ切られるシーンに唖然呆然!?」欲望のバージニア 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
掻っ切られるシーンに唖然呆然!?
今思えば豪華過ぎるキャスト陣に監督と脚本。
まずミュージシャンであるN・ケイヴが脚本を書き前作「ザ・ロード」も素晴らしく本作の次に撮った「トリプル9 裏切りのコード」も良かった監督のJ・ヒルコートとナイスなコンビで。
この作品を鑑賞して何よりも収穫だったのはT・ハーディを知れたコトで個人的には現在進行形で彼の最高傑作だと思うのは再度観ても変わらない。
出番少なめだが久々に良い役だったと思うG・オールドマンに曲者なG・ピアース、地味だがJ・クラークに今やトップ女優のJ・チャステインと雰囲気が良い女優になったM・ワシコウスカや厳つくなったS・ラブーフそしてD・デハーン。
このクラスの役者を揃えて一本映画を撮るのは今では難しい筈で豪華過ぎる。
単にギャング物やアクション映画のジャンルに持って行かない成長、青春物語と自伝的要素や主にT・ハーディの渋みのある中に可愛さもあったりするキャラが堪らなくサスペンス風味からの残酷描写とバランスが取れた巧い脚本と演出の素晴らしさ。
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