悪人に平穏なしのレビュー・感想・評価
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はてなだらけ
聞いたことのない「ゴヤ賞」とはどんな物なのかは作品観ればわかるかなと思いつつ……
アルコール依存症だということを考慮に入れても、あんなに簡単に警官がキレて意味もなく人を殺すものなのかねえ
しかもあんな勤務態度でOKなんてスペイン大丈夫かな
特に女性店員は、口封じのためだけの殺害じゃん
偶然に見つけたテロ犯を変な正義感でたった1人で追い詰めるのは愚の骨頂
まぁ自分の殺害事実を隠すためには仕方がなかったとはいってもね
映画の説明で爆破事件を題材にしたとあったが、外国の人にも分かるように描かないとチンプンカンプン
爆弾のスイッチを携帯での遠隔操作で一斉にONするところが同じなのかな?
とにかくはてなの多い作品だった
ゴヤ賞作品を是非また観たいとは思えなかったな
そもそもが悪人なので感情移入し辛いのと、心理描写みたいのが不足して...
そもそもが悪人なので感情移入し辛いのと、心理描写みたいのが不足していて、何故そうするのかっていう理由とか。ん?みたいな場面がある。だが凄く面白い。
見てみぬふりしてやり過ごしそうなところ職務か正義か。
メインのプロットは3人射殺して、それを隠蔽しようとして、いろいろやってたら爆弾テロ組織の存在に気付いてしまったという、アウトローの刑事もの。三人殺したのが完全に悪事なので、この事は言えず、孤立無縁状態でテロ組織と戦う。
ハリウッドでわかりやすいリメイクやれば売れるかもしれん、と思った。スペイン産ハードボイルドの逸品。
過去に事件を起こして干された刑事サントスは毎晩飲み歩いていたが、あ...
過去に事件を起こして干された刑事サントスは毎晩飲み歩いていたが、ある夜立ち寄ったバーでバーテンダーと口論になり、逆上して店のオーナー他3名をうっかり射殺。証拠隠滅に奔走する中で殺した連中がテロ組織の関係者であったことが判明、テロ計画を阻止する為に仕事そっちのけで暴走する、という荒唐無稽にも程がある話。
いかにもラテンな筋書きなので期待しましたが、完全に肩透かし。まず証拠隠滅がものすごい手ぬるいのに全然足がつかない。拳銃を押収されて弾道検査をしてもシロと出てしまう酷いご都合主義。一応主人公が正義感を発動させるエピソードも少し見せるものの、それを掘り下げないので主人公のキャラに深みが出ない。主人公以外に特段際立ったキャラがいないのでドラマに立体感がなく、サスペンスがどこにもなく終始行き当たりばったりで退屈。善悪併せ飲む強烈な怪物キャラが作れる絶好の題材なのに全く消化仕切れていない結構なレベルの失敗作です。
泥臭く硬派なテイスト
とにかく序盤からテンポが早いので、ちょっと気を抜いていると置いて行かれる。かといって、頑張って付いて行ったら「わかる」かというと、そうでもない。
この映画の題材にもなったテロ事件、この国をとりまく国際犯罪の背景の知識がないと、結局はわからないつくりになっている。(日本人には?かも)
でも、泥臭く硬派なテイストは魅力的だし、サスペンスとしても良質なことは伝わってきます。
はっきりとしたプラスとマイナスがあるので評価はこんな感じです。
行動の意図が分かりにくい
冒頭の殺人場面を見て『その男、凶暴につき』のようなかっこいい悪徳警官映画だと思って興奮したのだが、途中から主人公が何を調べているのかよく分からず、退屈した。
主人公の行動が結果的に大規模なテロを未然に防ぐところは面白かった。しかし、登場人物がみんなそれぞれ何を考えているのか、そもそも誰が誰なのか把握するのが大変で、眠くなった。主人公には何か生きづらい事情がありそうなのだが、全部におわすだけで終わってしまった。
映像や演出はとてもかっこよかった。
おお、この演出は・・・
古い。
カット割りとか、演出が少し古めの印象。
最初とラストに盛り上がりどころを持ってきたのは良いけども、中盤が淡々と進みすぎる。
初めは主人公がバンバン人を殺していくので、
『こいつは本当に警官なのか?』とドキドキわくわくできるが、ある程度話が進むと、主人公の勤務シーンなどが映し出され、一つずつ疑問は解消され、そのワクワクも薄れていく。
二時間サスペンスドラマのような聞き込みシーンや取り調べシーンが連続して映し出され、退屈。
ある悲劇を理由に、復讐に似た捜査を続ける警官。
『その原因となった悲劇が何か?』ということがはっきりせず、会話の断片から視聴者が推測するのに任せていて、謎は謎のままというスタンスが押し出されすぎ。
もうちょっと説明してもいいんちゃうの?と勿体ない気になった。
もったいないと言えば、正規の捜査をする女警部との関わりというか、後日譚というか、主人公がしたことに対してのコメントが何もなく終わってしまったのは残念。
上手く挿入すれば、エンディングシーンの『平和な日々』を強調する事も出来たのになあ・・・
きっかけは偶然か必然か
極悪刑事が主人公のハードボイルドサスペンスです。
冒頭、泥酔しながらふらっと入った閉店後のバーで、ちょっとしたいざこざから、3人射殺します。バッジを見せ、刑事であることを見せた上で。
射殺された被害者は、いかにも何か裏でやってそうなキャラですが、
ちょっとやりすぎやろ、ってな感じです。
そして刑事はソソクサ証拠隠滅を図ります。被害者の携帯、IDを処理し、自分の拳銃の線状痕を変えるため、銃身に傷まで付けます。
うーん、感情移入できない。極悪すぎる。
証拠隠滅の過程で、結果的にこの被害者が大規模テロに繋がることが分かるのですが、冒頭のイメージが悪すぎ、過去の因縁と繋がり、孤独に正義のために戦っている主人公、とは私には思えませんでした。
ですので評価は3点です。
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