「.」宇宙人王(ワン)さんとの遭遇 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。イタリア作、原題"L'arrivo di Wang(ワンの到着)"。まさかのシリアス路線で、鑑賞前の独り善がりな先入観から少々面喰う。宇宙人“王”さんはパッケージ等のスチルで見るより造形や動きがキュートに描かれており、魅力的に映る。亦、“王”さんの最後の科白にお隣の国の国民性への皮肉が込められてると感じるのは作り手の意図か、はたまた観る側の思い込み過ぎか。ただ中盤の尋問シーンに展開が乏しいのと、地上へ上がり真実を目の当りにしてからが、ダラダラ長く思えるのはマイナスポイント。60/100点。
・市街地戦はまずまずの描写だが、ラストの母船は今時まさかのマットペインティング。“ガイア”のF.クティカを始め、如何にもミスリードを誘う“キュルティ”のE.ファンタスティキーニ等、熱演が光り、荒唐無稽なストーリーの破綻を支えている。
・鑑賞日:2013年2月21日(木)
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