「TVファンへの贈り物」劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 へべれけさんの映画レビュー(感想・評価)
TVファンへの贈り物
約2年ぶりの超平和バスターズとの再会、すごく楽しめました。
それにしても最終回のシーンから入ると思わずいきなり不意をつかれました。頭1分で泣くとこでした(笑)
一番最悪の展開はめんまが一日だけ生き返って、一緒に遊ぶ的な内容で終わる劇場版だったのですが、もちろんそんなことはなく、
TV放送時によく言われていた、じんたんたちそれぞれの人物エピソードが薄いとか、何故最後にかくれんぼだったのかと言ったものが回収された感じがします。
(僕はそんなことないと思ってます。描かれてない分、色々想像出来る部分があって良かったと思いますけど)
なのでまさにTVシリーズを見た人達への贈り物のような劇場版でした。
見た後、TVシリーズに戻ってもう一回劇場版を見たくなります。
定林寺でのかくれんぼのシーンはもしかしたらラストシーンへの伏線として後付けかもしれないですが、じんたんがめんまの手を引っ張った事実が大事でかつラストシーンへ繋がるので良いシーンと思いました。あとノケモンってゲームの名前もも上手いことハマってた!これも後付けかもしれないけど(笑)
それから秘密基地でのかくれんぼも。ゆきあつの噛みしめる口元とか良かったですね。
めんまがそれぞれを思って手紙を書くシーンは新規追加部分で涙が止まらなかった。
ただTVシリーズを見てない人は内容についていけたのかだけ心配です。
それぞれが手紙を書きながら思い出すシーンでTVシリーズを使うのはうまかったけど。
あと定林寺での告白のシーンは声有りにして欲しかった(>_<)
やっぱり1年後めんまがいないのは見ていて淋しかった。みんなと一緒でぽっかり穴の空いた感じ。
でも一瞬でも姿を見せたり、声だけ聴こえたりなんて演出をしたら、このぽっかり感は絶対出なかったと思う。本当にうまい。
そして超平和バスターズのメンバーは誰一人涙を流すことなく笑顔だったのを見て自分も一人の視聴者として前を向かなきゃダメなんだと思い知らされました。そんな映画でした。
そういえばアニメの使い回しが多いとかのレビューが多いですが、元々総集編という意味合いで作られた劇場版ですし、そこを評価するのはどうかと、、
僕はむしろ新規シーンが思った以上に話の中心だったのでビックリしたし、さっき書いたように初見の人が付いていけたのかな?と思ったけど。
もっと新規シーンをとか過去の思い出しシーンも全部新作カットを期待してたという意味合いでいいのかな?