「総集編。。。なだけではない」劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Arts0001さんの映画レビュー(感想・評価)
総集編。。。なだけではない
テレビシリーズの総集編を劇場版にした本作。一番気をつけて欲しかった、ただまとめた感、蛇足を付け足した感はありませんでした。
全体の構成は現在の主人公たちの生活や思いを見せながら一年前、幼年期の回想を入れていく作り。
幼年期の思い出があり、超平和バスターズの面々が一年前何故苦しみ、そして現在どのような心境にあるかを短い時間に良くまとめていると感じました。
それぞれのめんまに対する思いを吐露するシーンはやはり泣けます。実写版ではやや、そのシーンが駆け足だったため、感情移入できるかどうか大事な部分を上手くまとめたと思います。(欲を言えば、あの底抜けに明るいぽっぽの号泣土下座シーンがちらっとしかでていなかったところを個人的には入れて欲しかったです。物語の原動力になっていたぽっぽも実は心を病んでいたという大切な描写だと思っていました)
また、特に良かったのがめんまの過去の境遇が、『最後のかくれんぼ』に繋がっている点。感情移入がとても大事になる作品だけに、ここでブーストがかかった感じがあります。
ただ、これはTVシリーズを見た人間の感想のため、まっさらな状態で見た人の感想では無くなっていると思います。ファン向けにはとても良い作品になったと感じました。
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