「何故に現代日本なのか」図書館戦争 てけとさんの映画レビュー(感想・評価)
何故に現代日本なのか
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いっそディストピア日本でSFラブに振り切ってしまえば胸キュンラブストーリーとして受け入れられたと思う。
舞台が現代日本(もしかして違う?)で民間組織が軍を持ってるだけでどんなに綺麗に熱血しても政府からテロリスト集団として見なされてしまうだろうし公共の施設の様な運用は難しいのでは…軍をつくるお金あれば他に本を守る方法あるだろう。そしてあの軍備は一体どこから調達しているのか…
部隊の在り方も表現の自由を巡ってたまに殺し合いをする自衛隊と治安警察みたいな雰囲気の設定だけがあって敵対する組織や国の存在がやけにフワフワしているので、ただ自衛隊に対して敵を配置したかっただけの様にしか思えないし本の検閲内容やその影響も浅すぎて現代社会への皮肉にもなりきれていない。実際に治安警察が国に出来たら自衛隊は国家が非国民にしたい人達の味方にはなってくれないよ?
脳筋とインテリが両立する軍隊ラブコメをキラキラさせる為のエッセンスとして全てがあると思わないと見つづけるのがかなり厳しい。
この図書館から半径10kmより外の世界の事を考えたらモヤモヤして楽しめなかったです。
戦争に対する軽い感覚の軍隊の存在の方が、知識を得る事が出来ても判断が出来ない洗脳された戦争集団の様で怖いし…これを現代日本設定にして身近なラブストーリーに仕立てているからより違和感がすごい。
うーん合わないなぁ、続編とアニメも私は見ない事にしました。
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