「どうしてハマるのか」図書館戦争 opさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしてハマるのか
映画第1作を映画館ではじめて観た時は、まだ原作未読でした。
「図書館戦争」というタイトルからは面白いの?どんな話なの?という疑問から始まりましたが、
本好き、図書館好きな私にとって、物語が始まって理解し、共感するのに時間はかかりませんでした。
本がいっぱい詰まった綺麗な図書館が画面いっぱいに映るだけでワクワクする。
かっこいい制服を着た美男美女が動いているだけで憧れる。
郁が図書隊を目指すきっかけとなる「王子様」とのはじめの出会い方が素敵すぎる。
鬼教官、と言いながらはじめっから最後まで郁のことをずーーっと見守る堂上教官に愛を感じる。
心に残る素敵な台詞と、その言い回し、アングル、音楽のかかり方、全てが詰まった何度でも観たくなる素敵なシーンがいくつもある。
特に、オープニングとエンディング、小田原攻防戦で堂上が再び戦いに向かう時にかかるメインテーマのタイミングは完璧です!
郁を助けに行く堂上とのシーンも、女の子の憧れが詰まっています。
男性の方が見ても、戦闘シーンやアクションシーンは面白い!と思うのではないでしょうか?
岡田さんが演じられたSPとはまた違ったリアルな格好良さが詰まってました。
、、、と
好きなところがいっぱい詰まった映画です。
はじめて映画館で観た後、原作をすべて読みました。
原作への愛が感じられました。
こんなにも原作の意図や、伝えたいことを上手く表現出来るのだと思いました。
より理解が深まったあとで何回も見直したくなる映画です。
続編ドラマや、続編映画への繋がりや伏線、対比やフリも散りばめられています。
この映画第1作「図書隊戦争」は図書隊戦争シリーズの世界観を凝縮している映画だと思います。
原作ではもっともっと深いメッセージが沢山つまっています。
戦う世界になってしまったきっかけや、
同じ国のなかで、同じ平和を目指してどうして戦わなければいけないのか、細かく描かれています。
そういう背景を理解してこの作品にどっぷりハマればより楽しめると思います。
その入り口が映画であったことに、感謝します。
(原作を先に読んでいたら、少し難しくて理解できなかったかも。)