「時間の浪費」藁の楯 わらのたて ジャーネさんの映画レビュー(感想・評価)
時間の浪費
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ありそうも無い事を、あたかも現実的に描くのが映画の醍醐味だが、この映画は、ありそうな事を「それはないだろう」と、消去法で、どんどん非現実的な描写でシラケさせ見終わったら何も残らない内容の無い映画。
これほど緊張感の無いSP、見たこともない。たとえ携帯電話をしていても、自分が殺されるかもしれないのに、その間、護送犯からずっと目をそらすようなことは素人でもあり得ない。また女性SPも同じくバカ。さらに、ラストシーンでは、護送犯の前に刀が落ちたのに、大勢の警官は、大沢と山崎の演技が終わるまで遠くで棒立ちなんてまったく馬鹿げてる。
せめてラストくらいは、ありそうもない意外性が欲しかったけれど、ありきたりの結末で、時間の無駄遣いをしたと後悔した。
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