「実話をファンタジーに昇華させる映像の力」ペコロスの母に会いに行く ちんたらさんの映画レビュー(感想・評価)
実話をファンタジーに昇華させる映像の力
貧しさ、ボケ、ハゲといったネガティブ抱えて、生きる強さと喜びを静かに讃えた秀作。
地味だけど、魂こもって、温かい。
息子と認識されなくなった時の悲しみや、過去の記憶に自由に遊ぶ母の魂など、胸を打たれるようなシーンがたくさんある。
押し付けがましくなく、さりげなく。
長崎という街の歴史がこの映画を裏打ちして、強い説得力を持たせている。
映画の滋味を楽しめた。
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