「ペコロスの母に会いに行く」ペコロスの母に会いに行く サプナさんの映画レビュー(感想・評価)
ペコロスの母に会いに行く
足の悪い母親でも玄関先からちょっと顔を出せば一望できる長崎の街が美しい。
それと共に母親はどんな気持ちで駐車場で息子の帰りを待っていたのだろうと思いを馳せる。
帰りを待っていてくれた母はもうおらず、こちらがが会いに行かねば会えなくなってしまった現実にもう他人事ではなく考えさせられた。
子供にとって親との記憶は生まれた時から、正確に言うと物心ついた時からと言えるが、それ以前から彼らの人生は続いていたのだ。苦楽さまざまなことがあっただろう。
同じ時を共有することはできないけれど、その人生に寄り添うことでお互いが救われることもある。
子の知らない母親の思い出が交差したラスト眼鏡橋のシーンで
涙腺崩壊、堪らなかった。
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