「遠きにありて思ふもの。」フタバから遠く離れて Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
遠きにありて思ふもの。
映画の印象'悲しい'、複数の意を包含している。
それは、故郷を失った彼の地の人間の悲しさであり、我々外部の者が感じる感情であり。
我が国のエネルギー戦略の未来が暗いことへの悲しさ、費用対効果の定かでない除染を検証なく続ける政府しか持たない悲しさ、避難所で飼い慣らされる悲しさ。
今後の日本の縮図(超高齢社会の更なる進展)は地方にあり、また、限界集落は如何に撤退するか、ということへの試金石でもあるかもしれない、とフタバをみて感じる。
金は有限であり、反対を押し退けてもやるべきことはあるのでは?と正直に言って思う。
都会の人間のエゴだ、と言われるかもしれないが、田舎に住み続けることもエゴの一形態では?
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