「遂に未公開になっちまっただ!」アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0遂に未公開になっちまっただ!

2014年5月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

20世紀フォックスの人気CGアニメシリーズ第4弾。
新作が出る度に世界中で大ヒット。
日本では、「1」こそはヒットしたものの、「2」「3」は不発。この「4」は遂には未公開に…。

序盤は退屈。
冒頭は本シリーズのマスコット、どんぐりハンターのスクラットのドタバタ劇。
多分、幼児しか笑わないだろう。
(地球の大陸移動はお前が原因だったのかよ!?)

そして、マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴらお馴染みの面々が登場。
マニーは娘ピーチと上手くいってない。娘を心配するあまり厳しくなってしまう父とそれに反発する年頃の娘の典型。
尚、「2」以降の新キャラを把握しておかないと話に乗りづらい。
(マニーの奥さんって何作目から出てたっけ??)

突然の地殻変動で大地が割れ、マニーらは氷の上に乗ったまま海に流されてしまう。
お馴染みの3頭(+シドのボケたおばあちゃん)の冒険が始まり、ようやく話が面白くなってくる。

何が何でも家族の元に帰ろうとするマニー。
が、そんな彼らの前に、海賊が立ちはだかる…。

海賊はオランウータンのキャプテン・ガットをリーダーとする荒くれ者たち。
このキャプテン・ガットが非常にしつこく、シリーズには珍しい悪役キャラ。
お陰で結構ハラハラドキドキは盛り上がり、中盤からはなかなか楽しく見れた。

だけど、少々色んなエピソードを詰め込み過ぎ。
3頭の冒険、海賊との戦い、家族の絆、仲間の絆、ディエゴと海賊側のメスホワイトタイガーのシーラとの仄かなロマンス…。
おざなりになってしまったエピソードも有り。ちょっともったいない。

世界興収は驚異の8億ドル超え。
新作もまた作られるだろう。
日本ではもう未公開になってしまうのかな…??

近大