「悪いヤツばかり。」野蛮なやつら SAVAGES りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
悪いヤツばかり。
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登場人物は、悪いヤツばかり。
主人公のチョンとベンだって、極上の麻薬を栽培して、荒稼ぎしているのだ。
二人ともイケメンだからと言っても、悪いヤツなのだ。
そのイケメン悪いヤツに、メキシコの麻薬組織の極悪人が、事業提携しなければ、二人の共通の恋人Oを殺すと言うのだ。
まさかサーファー上がりの若者が、組織に逆らうとは思いもせず、でも、まさかの逆らいがあって、どんどん坂道を転がり落ちていく。
悪いヤツと極悪人。
まともな取引ができるわけもなく、お互いの腹を探り合い、裏をかき、その裏をかき、悪の連鎖がエスカレートしていく。
その修羅場、あの修羅場、その修羅場も、何だか、憎めないんだよね。
無責任極まりない。
でも、何だか、ユーモアがあるんだよね。
若くて、ワイルドで、図太くて、それが良い。
麻薬捜査官のジョン・トラボルタ。
なんともハマリ役で、とても可愛い。
極悪人のベニチオ・デル・トル。
凶暴さ、目付きの悪さ、ずる賢さ、どれも一級品。
サルマ・ハエック。
クレオパトラもどきの髪型に、セクシーな洋服、宝石。
アヤしいアヤしいと思っていた鬘を取り捨ててくれて、嬉しかったわ~。うふふ~。
女お頭役が見事に似合っていた。
Oを演じたブレイク・ライブラリー。
グゥイネス・パルトロウ似で、美しく可愛い。
テイラー・キッチュは、相変わらずカッコいい。
ベンを演じたアーロン・ジョンソンは、若き日のジョン・レノンを演じた彼だよね。
その役とは全くタイプが違って、繊細さを持ち合わせた役がとても良かった。
原作とは結末が違うそうだけど、映画として見ごたえがあり、良かったと思う(原作未読)。
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