「会議という戦で決した歴史!」清須会議 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
会議という戦で決した歴史!
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"土曜プレミアム" で鑑賞(地上波初放送)。
原作は既読です。
三谷幸喜監督節がこれでもかと炸裂。演技達者ばかりのオールスター・キャストを見事に捌き、史実を脚色して独自の解釈とコミカルさを織り混ぜながら、豪華絢爛な歴史エンターテインメントを創出した手腕が素晴らしい限りでした。
これまでの作品に比べ、規模もストーリーも本作がいちばん映画らしい映画だと思いました。三谷監督は舞台出身ならではの作劇が持ち味であり、それが良い効果を齎す時もあれば悪い方に作用する場合もあって、出来映えの振り幅が極端ですが、本作では良い方に機能している印象でした。
クライマックスが会議、つまり会話による駆け引きなので、舞台劇で培われたものが十二分に発揮されていて、丁々発止のやり取りにハラハラ・ドキドキ、手に汗握りました。会議という戦の緊迫感も伝わって来ました。そこへ辿り着くまでの物語も緩急が絶妙でめちゃくちゃ面白かったです。
※修正(2023/08/16)
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