劇場公開日 2013年11月9日

「歴史として結果は知っている人が多いが」清須会議 うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歴史として結果は知っている人が多いが

2019年9月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

清須会議をコミカルに描いている。
政治的な物語にすると重くなるし、この後さらに大きく歴史が移り変わっていくので、この跡目争いを軽めに描いたのは良かったと思う。

多士済々の織田家家臣達をそれと知られた俳優たちが演じて中々に似合っている。

人たらしの羽柴秀吉(大泉洋)
秀吉懐刀、黒田官兵衛(寺島進)
お人好しの武骨、柴田権六勝家(役所広司)
気苦労の裏方、丹羽長秀(小日向文世)
日和見の池田恒輿(佐藤浩市)

現代日本風の根回し上等の秀吉勢に徐々に押されて行く柴田勢が寂しいが、柴田が想い人を得る事に成功した事で勝ちを得るのは人間臭いと思う。

会議前夜に勝敗は決しているが、その後を知っていると「何とかならなかったのか?」と言う思いは消えない。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)