「哀愁漂うコメディ作品」ティン・トイ NandSさんの映画レビュー(感想・評価)
哀愁漂うコメディ作品
前提として
・多分3回目
・「トイ・ストーリー」は視聴済
あくまで短編なので、物足りなさとかは置いておきます。
とにかく、全体的に哀愁感が漂っていて良いんです。
コメディとして成立するはずなのに、それよりも哀愁を感じてしまう。
赤ん坊がかなり歪で暴力的な存在として描かれていて、
それに怯えるおもちゃたちと新入りの主人公が赤ん坊を異物として見ている。
どうしてこの赤ん坊は一人で部屋に居るのか?
設定的な理由があるようには見えないのに、そこにこの子の哀しみが見え隠れしているように感じる。
そして主人公が良いのです。彼(彼女?)も実は子供なんだ、赤ん坊より少し年上なだけのオモチャなんだと感じさせる。
そもそもオモチャが意志を持って生活しているという発想力が楽しい。
こんな楽しい発想力から哀愁が溢れてくるところがすごく好みです。
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