「とても面白い」未知との遭遇 ファイナル・カット版 どんぐりさんの映画レビュー(感想・評価)
とても面白い
序盤、主要人物が次々と登場し、あれよあれよとコトが起こり、そして停電が復旧するまでの一連の流れがハイテンションかつ息もをつかせぬテンポで、最高の面白さ。しかしロイ一家の崩壊が描かれる中盤は一転して鬱展開となる。最後にこの男がどうなるか、家族の物語の結末として見ると、子供の頃テレビで見た時とは違う複雑な、いたたまれない気持ちになる。かつてピノキオに夢中だった男の「星に願いを」が叶った!ということでめでたし、とはいかないと思うのだが。
アブダクションシーンの恐怖と絶望感。スピルバーグのドSぶりが炸裂していて素晴らしい。
劇場の大スクリーンで見る70年代アメリカの田舎の風景と星空が心に残る。
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