百年の孤独
劇場公開日:1996年2月10日
解説
寺山修司主宰の『演劇実験室 天井桟敷/第29回公演「百年の孤独」』を収録した作品で、「トマトケチャップ皇帝<オリジナル完全版>」の公開を記念して組まれた特集の中で上映された1本。プロジェクター上映された。ひとつの村で起る4つの物語が、5つに分けられた舞台で同時進行していくという構成の芝居は、見に来た観客の誰もが全体を見渡すことの出来ないように仕組まれており、数台のビデオカメラで舞台のあちらこちらから撮った本作は、現在貴重なものとなっている。内容は、世間の中傷や因習の中にありながらもいとこ同士で愛し合うようになってしまう一組のカップルと、神父不在で結婚式を挙げられなくなってしまうカップル、身に覚えのない夫から次々に遺品が届く年増おぼこ、村人の手紙を冥土へ送る郵便配達人、そして空き地に集まる人々らの関係を、やがて彼ら全員で記念写真を撮るに至るまで綴っている。1981年度作品。尚、収録された舞台は、1981年7月2日~7日に晴海埠頭・東京国際見本市協会B館にて上映されたものである。
1981年製作/114分/日本
配給:イメージフォーラム
劇場公開日:1996年2月10日
ストーリー
※舞台記録ムービーのためストーリーは割愛します。