「【今は亡き竹内結子さんの元気なお姿を見てしんみりし、若き長澤まさみさんと市原隼人さんの姿を見て時の流れを感じる作品。今作は、生と死をしみじみと考えてしまう作品でもある。】」黄泉がえり NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今は亡き竹内結子さんの元気なお姿を見てしんみりし、若き長澤まさみさんと市原隼人さんの姿を見て時の流れを感じる作品。今作は、生と死をしみじみと考えてしまう作品でもある。】
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ー 今作で草彅剛さんとW主演した竹内結子さんの役柄が、観ていてキツイ作品である。-
■九州阿蘇地域。
ここで少し前から死んだ筈の者が、死後も自分のことを想い続けてくれた人の前に、ある日突然現れる現象が頻発する。
厚生労働省の川田平太(草彅剛)は、故郷で起こった謎の現象を解明するため現地に赴く。
◆感想<Caution!内容にやや触れています。>
・作品の奇想天外な設定と共に、大切な人を失った人たちが突然、その人が現れた事に驚きつつ、嬉しさを感じていく様々なシーン。
・構成は、情緒的な方向に持って行く流れである。
ー 友人の苛めにより縊死した山田(市原隼人:超若いが、ファンなので直ぐに分かる。)を思っていた森下直美(長澤まさみ:ファンなのに超若くて、最初分からず・・。)と出会うシーンを始め、大切な人を失った人たちの、驚きと喜びと戸惑いが巧く描かれている。-
・黄泉がえりが起こった理由は、もう少しキチンと描いて欲しかったかな。
<川田平太(草彅剛)が密かに抱いていた橘葵(竹内結子)への想いが分かるラストシーンや、実は・・・だった竹内結子演じる橘葵が、川田に”もっと早く言えよ!”と笑いながら言いうシーンは色んな意味で沁みてしまったなあ。
大切な人は何時居なくなるか分からない。今作でも黄泉がえりで一時的にこの世に戻ってきた人は、最後は消えてしまう。
大切な人には、キチンと心を伝えなければいけないな、と思った作品である。>
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