「.」輪廻(2005) 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅(CS放送)にて何度目かの鑑賞(初鑑賞は劇場にて)。“Jホラーシアター”第二弾公開作で、『感染』・『予言』(共に'04)に次ぐレーベル三作目。清水崇の監督・共同脚本。この監督のベスト3に入る出来。一役を三人が演じ、劇中作のスタッフ迄登場する複雑な設定を簡潔に纏め、判り易いプロットでラストも佳い。このジャンルでは珍しく抑え気味で邪魔をしないBGMや効果音の使い方にも好感を持つ。ただ人形の件りはやや蛇足的に観えてしまうのと、椎名桔平演じる“松村郁夫”のステロタイプな“監督”が鼻に付いた。75/100点。
・主演の“杉浦渚”を演じる優香、まずますの合格点(特に終盤の表貌が佳い)。声質やキャラクターとギャップを感じる“森田由香”役の松本まりか、その意味でホラーと相性がよく印象的。“佐伯伽椰子”の藤貴子も出ている。
・鑑賞日:2012年1月2日(月・振替休日)
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