僕のリビドー
劇場公開日:2004年10月9日
解説
「ヤンキーエレジー」「飲尿白書」の本間由人監督の第3作品目。本作を含め3本立での公開となった。宇宙飛行士の弟と売れないエロ漫画家の兄の絆をペーソスたっぷりに描く。主役の兄弟二人を演じるのは、「ヤンキーエレジー」「飲尿白書」の蛭田正継と、7:3分けがよく似合うとの理由でキャスティングされた「バトルロワイヤル2 鎮魂歌レクイエム」の蛯名清一。
2004年製作/27分/日本
劇場公開日:2004年10月9日
ストーリー
エロ漫画家の宙太郎には宇宙飛行士である弟の保男がいた。宇宙ステーション滞在を目前に控えた保男は、日本への一時帰国のついでに宙太郎のもとを訪れた。久しぶりの再会でよそよそしいながらも語り合う兄弟。そこで保男は高校時代からの恋人俊子と別れる事を宙太郎に告げる。ひそかに俊子のことを想っていた宙太郎は興奮し保男に詰め寄っていく。兄が俊子のことを好きなことを見抜いた保男はアメリカでのセックス体験を自慢し、さらに兄が童貞であることを指摘。キレる宙太郎を見下すように保男は出て行った。俊子への積年のほとばしる思いを伝えようとする宙太郎だったが、告白もできずに、振られてしまう。ある日、アメリカにいる保男から一本の電話が入る。「ぱぁっといきなよ。」宙太郎は童貞を捨てる決意をする。商売女と部屋の中でめくるめく快感に宙太郎の脳は星の彼方へとトリップ。それはくしくも保男がロケットで宇宙へ旅立った瞬間であった。ある日、保男が人目をさけるようにふらふらと通りを歩いていた。彼は欲望に負け、同じ飛行士仲間のキャロラインと無重力でのセックスにふけり職務から追放されたのだ。宙太郎はそんな保男を優しく受け入れ、ある提案をする。