弐腕猿

劇場公開日:

解説

二の腕フェチの男が辿る数奇な運命を描いた短篇。監督・脚本は泊貴洋。尚、本作はニューシネマワークショップが主催する『Movies High! NCWセレクション』のAプログラムの一作として公開された。16ミリ作品。

2000年製作/17分/日本
原題または英題:ninoude-monkey
配給:ニューシネマワークショップ
劇場公開日:2001年1月13日

ストーリー

最も進化した動物の証として人間には毛が無い筈なのだが、長い人生の中で脛毛や脇毛、陰毛などが生えてきてしまう。それは、猿への後退なのでは?と怯える♂は、しかし二の腕には毛が生えないということを知り、人間としての尊厳を取り戻す。以来、二の腕に異常な程の興味を抱くようになった♂は、完璧な二の腕を持つ♀と巡り会い、交際を始める。だが、バイト先の店長に犯された♂は、それを♀に見られ別れるハメになったばかりか、自分の腕が義手で、故に二の腕に毛が生えないことに気づき、失意の日々を送ることになる。だがそんな中、露出狂の男と遭遇した♂は、彼のようにあるがままの自分を受け入れる決意をし、世界中を修行して回るのだった。そして帰国した♂は、♀に再会する。

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