呪怨2(2000)のレビュー・感想・評価
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約半分は昨日観た前作と全く一緒
不動産屋の鈴木達也は、霊感のある妹・響子に事故物件を見てもらったところ、想像以上の異様な気配が満ちていたが、新たに北田夫妻が入居した。響子は、その家に関する情報を集めていった。一方、達也の息子である信之にも、異変が起きていた。達也が信之と引っ越した団地のその部屋は、かつて小学校教師の小林が妊娠中の妻と暮らしていた場所だった。さてどうなる、という話。
伽耶子、響子、達也、神尾、信之、沙織と前作同様、登場人物のオムニバスの様に展開されたが、ほぼ半分の伽耶子と響子は前作と全く同じだと思う。つまり、新たなのは達也以下だが、神尾、信之、沙羅は短い。
昨日前作を観たから余計に、なんだこれ、って感じた。
ホラーってこんなものなんだろうけど、結局カニの様な伽耶子が印象に残っただけ。
怖さは・・・個人的にはイマイチ。
それより、半分もパクリやられるとチケット代半分返せ、なんて感じてしまった。
嫌〜な感じ😱の呪怨Vシネマ2
伽椰子、出すぎ(笑)
「リング」に並ぶ元祖Jホラーの傑作が劇場で甦る!1・2、2本合わせて1作品。どこまでも追いかけてくる呪怨の恐怖、そして呪いは劇場版に拡散する…
前作の続編。Vシネマ版は、1・2、2本合わせて1作品。
前作に続き、あの家の訪問者に次々とどこまでも追いかけてくる呪いの恐怖を描く。
「2の最初は1のエピソードとほとんど同じですけど、驚かないで観てくださいね。」と、観客の皆さんに言いたくなるところでしたが、ちゃんと、冒頭に字幕で説明があって安心した。
しかし、最初の2エピソード30分が第一作と同じなのが反則技!
最初観て驚きましたが、それも含めて作品と考えるしかない。
さすが東映ビデオ、アコギな商売やな、と初見時思った。
それを考えに入れても、それ以外の部分が十分面白いので、観る価値はあります。
しかも、全く同じではないところにも注意。
この呪いが、どこにどのように広がっていくかが見どころで、面白い。
その家に越してきた藤井かほりの行動が、唐突で怖かった!
ちょっとおかしくなってきているときの表情が美しい。
この少年が、市原隼人だったなんて今回初めて気づきました!!
25年恐るべし。
まあラストは賛否分かれるところがあるかもしれません。
最後の最後、女子高生の会話が、何と、劇場版のシーンに繋がるという展開も凝ってて良いです。
日記を送ったのは誰なんですかね?謎…
【”熱帯夜はヤッパリ、ジャパニーズホラーだね!”伽椰子の呪いは続くよ、何処までも・・。呪いの連鎖と狂死する伽椰子の呪われた人たちの姿がマア怖い第二弾。あと、私の霊経験の極一部も記す。】
ー 第一作と同じ映像が「伽椰子」「響子」で描かれる。何だよー、と思ったら、「達也」「信之」「沙織」と、伽椰子の呪いにより、狂死していく人たちの姿が描かれるのである。-
■但し、ヤッパリ第一作と同じ映像が「伽椰子」「響子」で描かれるで描かれるのは、チョイマイナスかなあ。
マア、とにかく”事故物件”には近づかない事が一番だね。
■脱線バージョン
・事故物件ではないが、登山を(特に雪山登山)をしていた者なら、マアマア、怪異には遭っていると思う。
日本の3000M級のアルプスは、遭難者のいまだに見つからない遺骸が多数有るからである。故に、特に夜の登山道を外れた行動は絶対に止めた方が良い。人の”おーい”と言う声を聴いた時には、絶対にそちらに行ってはいけない事は、登山歴の長い方ならば、常識である。今作で描かれているように、”霊が呼んでいるから”である。
・過去に大量遭難が有った場所の近くにも近づかない方が良い。
私の経験であるが、大学時代の4月。八甲田山で山スキーを楽しもうと学友と、麓の酸ガ湯温泉から登り、無人の山小屋に泊まった時の事である。
霊感の強い私は、小屋に入った時に”少しマズいかな・・。”と思ったが、15時を過ぎていたので、行動は危険と判断し宿泊。夜中になり、小屋の壁を激しく叩く音で目が覚め、小屋の中には枕もとに置いていたコッヘルや、スプーンが飛び交っていた。流石にマズいと思い、相棒と身を寄せて“身を護り”夜明けを待ったのだが、長かった。
漸く朝陽が出た時に、恐る恐る小屋の外に出たが、足跡も何もなかった。
ここで、引き返せば良かったのだが、八甲田連峰の主峰である高田大岳まで、一時間程度だった事と、4月の八甲田にしては珍しい晴天だったために、山スキーにシールを付けて、ピッケルを持って出かけたが、高田大岳の直下で大滑落をしてしまったのである。ピッケルで制動したので止まったが・・。
足首をヤラレタようなので、脂汗をかきながら、逆ボーゲンで8時間かけて酸ガ湯温泉に戻り(通常2時間)、医者(湯治場でもあるので、医者が常駐している。)に観て貰ったら、”折れてるね。良く降りてこれたね。吹雪いていたら、君死んでたよ。”と言われ、救急車で即、青森の病院に入院した。
原因は、私の山スキーの技量不足であるのは明らかであるが、どうしても”それ以外の要因”があったと私は思っている、苦い体験である。
本当に、面白半分に霊を刺激してはイケナイ。清水祟監督は、慣れているから大丈夫だと思うが、ホラー映画を撮るときはお祓いするのは、当たり前なのである。
噂通り怖い。続編としてるがPart1とリンクはなくても怖い(謎解き...
伽椰子がいっぱい!
伽椰子と響子の章は前作をそのまま再利用。村上家での事件、中学での事件を調べていた吉川刑事(でんでん)が恐怖体験から警察を辞めてしまっていた。伽椰子の呪いが住んだ者たちや関わった者へ波及して、次々と事件が起こる・・・といった内容。
怖かったシーンは実家に戻っていたはずの響子(大家)が不動産事務所にもいる?と電話で連絡を受けたところ。古くからある幽体離脱、しかも日本の伝統的怪談に通ずるものがあった。どんどん呪いが拡散していくストーリーはさほど怖さを感じないけど、ちょっとしたところに怖さがある。
『リング』にも通ずる這いずり回る伽椰子のシーン。圧巻の伽椰子増殖シーン。これは面白い!やっぱり劇場版よりも面白い。そして全く解決できずに新たな犠牲者が出ると予感させるラスト。全部見なきゃ気が済まなくなる演出こそ恐怖だ。尚、若い市原隼人を見ることができる。
前編をおさらいしつつ、急カーブに進む怒涛の後半。
前作のシリアスホラーから急展開の後半は、不条理ギャグの世界へとジャンルが移行していく呪怨シリーズの原点にして最高峰作品。夫をフライパンバーン‼増える、ワープする、空間を歪ませる、幻影を見せる。鈴木響子の家での一連の出来事の畳み掛けはテンポも相まって圧巻。
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