ロリータのレビュー・感想・評価
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再鑑賞はないかな…
ニンフしか愛せない大学教授が若い娘に恋をして人生を破滅させる話で、昔から映画の存在は知ってはいるものの初鑑賞。
これ、シーン描写だけ考えると思春期に観てたらヤバかったかも?と思いました。
だけど、大人になって観ると視点が異なるというか義理の父視点で描かれてるからロリータ視点は想像するしかないわけです。
まぁ初体験が義理の父じゃなかったし、きっと最初は良かったんでしょうけど次第に束縛漢と化す義理の父のモンスター性に恐怖感を覚え、自分の行動を管理、制限される。愛なく食べるために体を差し出すって残酷だと思う。
そして盲目な義父は遂にロリータを手放す時がやってくる。
そもそも初めて寝た時にバージンでもない娘の男を恨んで殺しに行くという理解し難い行動に首を傾げずにいられないけれど、これが所有欲というものなのだろうか、まぁいいや。
役者は良かったと思います。
ジェレミーは元々好き、母親役もロリータ役もハマっていて役者は揃っていたと思います。
この作品のおかげで原作者ウラジーミル・ナボコフと出会えて彼の作品きっと良いのだろうな…と思いました。
めっちゃ好き
こんなに愛されたい、なんて思ってしまうほど教授がローを愛している。ローの言動や行動ひとつひとつにいい大人が一喜一憂(一怒?)してしまう教授が見てて愛おしかった……。
年の差関係ない派なので教授の愛と哀しみに私は共感しまくりでした。
まぁ『観る人を選ぶ映画』であることは間違いないですね。
「なんてインモラルな!中年気持ち悪い!」なんて感想を持たれる方もきっといらっしゃる映画…。
(教授かっこいいし真剣だし、ローも楽しんだり利用したりするんだからいいじゃんね、、)
ロー嘘ついてもお金せびってきてもかわいい〜〜〜
美しすぎる〜〜〜私も許してしまう、、
教授もイケオジでめっちゃかっこいいしちょっとドジっ子なのめっちゃかわいいし、、
ということで、私としては幸せになってほしい2人でした。
でもローの心は決して手に入らない教授の心はもどかしさや怒り、哀しみ、焦りに代わる代わる支配される。
ローはまさに小悪魔でした…。
3年後、ローの家を1人で発つ教授が「私のことを忘れらるか?」という未練たらたらの情けない質問に対して「パパにさよならを言って?モリー」と言うロー。
教授の愛を簡単に振り払ってきたが、3年経った今も相変わらずというか、より厳しいというか……
悲しいね教授……。
ジェレミーさんとスーさんの他作品も観たいと思います。
目的のない旅が迎える結末は?
中年男と未熟な少女が、目的のない旅をするには無理があったのだ。
中年男は少年期に失った夢の続きを少女に見て、少女は思春期の好奇心で背伸びして大人の男性についていったのだ。
そんな2人がうまくいくはずもなく、2人の旅は次第に歯車が狂っていく。
初見時、中年男の心理がイマイチ共感できない気がした。
少年時代に亡くした彼女の生写しを追い求める?
「高校教師」のように、心に何か暗い影を抱えていて、それを癒してくれる存在ーーという心理ならまだ、多くの人に共感を得られる気がするが。
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