「再鑑賞はないかな…」ロリータ みきねこさんの映画レビュー(感想・評価)
再鑑賞はないかな…
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ニンフしか愛せない大学教授が若い娘に恋をして人生を破滅させる話で、昔から映画の存在は知ってはいるものの初鑑賞。
これ、シーン描写だけ考えると思春期に観てたらヤバかったかも?と思いました。
だけど、大人になって観ると視点が異なるというか義理の父視点で描かれてるからロリータ視点は想像するしかないわけです。
まぁ初体験が義理の父じゃなかったし、きっと最初は良かったんでしょうけど次第に束縛漢と化す義理の父のモンスター性に恐怖感を覚え、自分の行動を管理、制限される。愛なく食べるために体を差し出すって残酷だと思う。
そして盲目な義父は遂にロリータを手放す時がやってくる。
そもそも初めて寝た時にバージンでもない娘の男を恨んで殺しに行くという理解し難い行動に首を傾げずにいられないけれど、これが所有欲というものなのだろうか、まぁいいや。
役者は良かったと思います。
ジェレミーは元々好き、母親役もロリータ役もハマっていて役者は揃っていたと思います。
この作品のおかげで原作者ウラジーミル・ナボコフと出会えて彼の作品きっと良いのだろうな…と思いました。
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