鼻の穴
劇場公開日:1998年10月3日
解説
赤い玉を巡って繰り広げられる男女の不思議な体験を描く短篇ドラマ。アテネ・フランセ文化センターとユーロスペースが97年秋に開校した「映画技術美学講座」の中で製作された作品で、「FOUR FLESH !」という特集企画で上映された一本。監督・脚本は稲見一茂。主演は、自主映画を中心に活動している菅原光男と映画初出演の田中ゆかり、「サディスティックソング」の渋谷実。16ミリ。
1998年製作/30分/日本
配給:映画技術美学講座
劇場公開日:1998年10月3日
ストーリー
仲間のマルを裏切って逃亡を図ったハナとリキ。ところが、それに感づいたマルによって、リキは河原で半殺しの目に遭ってしまう……。気づくと、ハナとマルは謎の組織に森の奥の一軒家に拉致されていた。かつて組織のメンバーが埋めたという男の死体を掘り出すよう指示されたふたりは、番人の監視の下、オカマの花泥棒と共に首に一発であの世行きになる装置をつけられ穴を掘るハメに。やがて、ハナは口に赤い玉をくわえたリキの頭を掘り出す。だがその時、番人が装置のボタンを押した。ハナの体に電気が流れ彼女は死亡。一方、マルは地中から現れた手によって配線を切断され、一命を取り留めた。と思いきや、マルは半殺しにした筈のリキに河原で後頭部を思いきり殴打されるのであった…。