噫活弁大写真
劇場公開日:1976年5月1日
解説
カラーのプロローグ付きで、二川文太郎監督「雄呂血」(1925)と稲垣浩監督「馬場の忠太・瞼の母」(1931)のサイレント時代劇をカップリング。活弁は松田春翠が担当。
1976年製作/146分/日本
配給:東映洋画
劇場公開日:1976年5月1日
ストーリー
※ストーリーは割愛します。
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劇場公開日:1976年5月1日
カラーのプロローグ付きで、二川文太郎監督「雄呂血」(1925)と稲垣浩監督「馬場の忠太・瞼の母」(1931)のサイレント時代劇をカップリング。活弁は松田春翠が担当。
1976年製作/146分/日本
配給:東映洋画
劇場公開日:1976年5月1日
※ストーリーは割愛します。
阪東妻三郎プロダクション第1回作品。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
映画ドットコムに「雄呂血」単体での登録が無いことに驚きました。結構有名な映画なのに…。アマプラで配信されていた「雄呂血」も「噫活弁大写真」として公開されたものを抜粋したものでした。本作とカップリングされているはずの稲垣浩監督作品「馬場の忠太・瞼の母」も気になるところ…
それはさておき、サイレント映画を初めて観ました。松田春翠氏の活弁の名調子に聴き惚れると共に、無音の映像の中で躍動する阪東妻三郎の演技に魅せられっばなしでした。
周囲の誰も、本当の自分を分かってくれない。世の理不尽によって墜ちていく平三郎を情感たっぷりに表現していました。その痛みがひしひしと伝わり、凄まじい悲哀が漂う。
平三郎の怒りが爆発したクライマックスの殺陣が圧巻。一人対大勢の大立ち回りは世知辛い世間の悲壮な縮図に思え、ついに人を殺めてしまい我に返る平三郎の演技が絶品でした。