恐妻キュット節

劇場公開日:

解説

日刊スポーツ連載、中山正男原作の『恐妻日記』より、「続魚河岸の石松」の笠原良三が脚色し「娘十九はまだ純情よ」の毛利正樹が監督している。出演者は「次郎長三国志 第三部 次郎長と石松」の河津清三郎、「胡椒息子」の石黒達也など。

1953年製作/67分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1953年5月27日

ストーリー

北洋石油会社々長中田庄助氏は恐妻家の雄である。その部下で中田邸に居候中の有馬惣也君は中田夫人の妹加那子さんと婚約中だが、これまた既に恐妻の傾向歴然たるものがある。隣家の久我勇作氏の夫人あかねは女性の地位向上を主張する女子学院創立者、前国会議員候補者で、その偉躯の陰で小さくなっている久我氏は、同病相哀れむ中田氏とは肝胆相照らす仲だ。中田氏の甥典助君はストリップを見た事から、中田夫人の妹である百合子夫人に里帰りされ、見かねた有馬君がとりなすと、却って女性一党に睨まれてしまった。やけになった二人は料理屋雪江に飲みに入ると、はからずも中田氏はじめ、彫刻家菅原天人、新聞記者の大矢氏ら、恐妻家の豪傑達に出会った。一同は意気投合、恐妻クラブを創立し、信州に恐妻碑をたてる事になったが、あかね夫人等の反恐妻連盟の抵抗に会った。しかし恐妻クラブの結束は固く、苦心の末今や恐妻碑の幕が開かれんとしたが、その時ドッと夫人達が押し寄せてきた。しかし恐妻碑はよく見ると高砂の翁と姥の像であったので、夫人達は喜び、ここに事件は目出度く解決した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く