のんきな父さん
劇場公開日:1946年12月3日
解説
「待ちぼうけの女」に次ぐマキノ正博作品。
1946年製作/90分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1946年12月3日
ストーリー
終戦で職を解かれたのんきな父さんは茫然としていたが、焼跡の枯木に芽ぐむ若緑に勇気づけられて娘花子の消息を求める。花子は明るく暮らしていたがそれを知らず父さんは探しあぐんだある日、隣の大将只野凡児と会った。凡児は大将と父さんを自分の働いている荒物屋に職を世話するが、その主人は父さんが解雇された軍需工場長であり、その品物といえば配給物の横流し物ばっかりだった。それを知って憤然とした父さんはその主人をなぐるが、そのために凡児まで職を失う。三人は鋳掛屋を始めるが、注文を取りに歩いた凡児は職業野球団ブルドッグ軍に勧められるままにその一員になった。練習中彼の打った球が裏の洋裁店に飛び込み図らずも花子と会った。ある日凡児が対山猫軍戦絶好の機に三振し、ブル軍は敗れ、凡児は馘になった。それを聞いた父さんはブル軍に談判に行くが持主は計らずも見知りの人、父さんまでが住宅営団に職を当てがわれる。ブル軍では山猫軍とまた顔を合わせた。七回目五対五八九回とそのまま試合は進んだが時あたかも九回裏二死満塁、運命の打者は凡児二ストライク、三ボール最後の一球デッドボール、遂に一点を得てブル軍は優勝した。
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