決闘不動坂の大仇討

劇場公開日:

解説

「カックン超特急」の共同執筆者・金田光夫の脚本を「鍔鳴り三剣豪」の山田達雄が監督した娯楽時代劇。撮影も同じく「鍔鳴り三剣豪」の河崎喜久三。

1959年製作/85分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1959年3月14日

ストーリー

房州館山藩の次席家老・柴田弾正は、百姓を苦しめ私腹を肥やす悪事の数々をつくしていた。首席家老・小笠原内記と剣術指南役の河隅蔵人は、ひそかに対策を練った。折も折、弾正は年貢米の追加取立てを独断で決行、内記はその非をただした。弾正は一笑にふした。怒った内記は弾正に斬りつけたが、弾正の弟・玄蕃に斬られ死んだ。小笠原家は改易、一族の者は城下より五里四方に転居という裁定が下った。蔵人は片手落ちの裁定を幕府竜ノロ評定所へ訴えるため、江戸へ向った。が評定所への訴願は失敗に終った。血盟の同志三十五人は、玄蕃が弾正の許におもむく途中を襲い、彼を討つことに成功した。弾正は江戸の加賀守邸に逃れた。内記の子・新八郎も、蔵人らとともに弾正を追って江戸へ上った。加賀守は旗本の大身であるため、むやみに踏みこむことができない。同志たちは変装して邸の情況を探った。蔵人は老中の堀田内膳正に会い、それとなく弾正が市ケ谷不動坂の邸にいることを知らされた。ところで、弾正の娘・八重と新八郎は前から許婚者の間柄だった。二人は敵味方に別れていても心は通じあっている。新八郎は八重から弾正邸の絵図面を手に入れた。準備はととのった。新八郎らは弾正邸に乗りこんだ。激闘につぐ激闘。新八郎は弾正を倒した。同志一同の勝どきの声は、夜明けの静寂を破ってとどろいた。

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