少年探偵団 敵は原子潜航艇

劇場公開日:

解説

江戸川乱歩の原作を「快傑黒頭巾(1953)」の小川正が脚色し、「月光仮面 魔人の爪」の若林栄二郎が監督した冒険科学活劇。撮影も「月光仮面 魔人の爪」の星島一郎が担当。

1959年製作/61分/日本
原題または英題:The Boy Detective
劇場公開日:1959年3月25日

ストーリー

月ロケット完成に沸く、小林博士邸に怪人二十面相が現われた。一一〇番の知らせで、名探偵明智小五郎や中村捜査課長がかけつけた時には、二十面相は怪信号を残して消えた。ロケット発射の日、関係者は厳重な警戒網をしいた。自衛隊員に変装した二十面相や、沖合に浮上した敵の原子潜航艇に誰も気づかなかった。緊張の一瞬、ロケットは打上げられた。その時、潜航艇からミサイル弾が発射された。苦心のロケットは墜落した。小林博士はミサイル弾より速度の早いロケットを製作することを決心した。一方、明智探偵は必死に二十面相の跡を追った。そこで二十面相は日本人で、某外国の密命を受けている者とわかった。ある日、小林邸に黒眼鏡の男が、二十面相だと偽ってゆすりに来た。これを利用して変装した明智探偵は二十面相をおびき寄せるのに成功した。焼跡の地下巣窟に忍び込んだ明智探偵は、数々の秘密を発見し、そこで二十面相が第二のロケット妨害を指令していた。小林博士の令嬢トモ子の卒業式の日、二十面相が彼女を拉致した。二十面相は博士に第二のロケットを破壊しないとトモ子を殺すと脅迫した。明智探偵は中村課長に連絡して、地下室を包囲した。乱戦の末、明智探偵の活躍でトモ子が救われたが、二十面相は巧みに逃走した。防衛庁の探索で敵潜航艇を発見した。小林少年やマリ子たち少年団員、それに明智探偵が特別哨戒機に乗り込んだ。そして二十面相も副操縦士に化けて乗っていた。第二号ロケットが発射されようとした時、またも二十面相は少年たちの命と引換えに博士を脅迫した。が、一瞬早く明智探偵のピストルが二十面相の胸にあてられた。その時、飛行機がぐらりと揺ぎ、二十面相は空中に落ちた。その下には潜航艇がいた。が哨戒隊の特殊魚雷で、潜航艇を撃沈した。月ロケットの発射は見事に成功した。

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