「わしゃぁ・・寂しかったんぢゃっ・・」無法松の一生(1958) コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
わしゃぁ・・寂しかったんぢゃっ・・
内容は福岡県小倉を舞台にした無法者松五郎『松っあん』と友人で急逝した陸軍大尉の吉岡家遺族(母と子)との交流物語『わしの心は汚いっ』は男女関係を卑下する所があり。それは自分の幼少期と被る所が原因であり、だからこそ弱い自分を強く見せたいと強くあろうとする振る舞いで自分自身に行動で言い聞かせていた様に感じさせ胸が締め付けられました。最後の雪のシーンは心象風景が冷たいが美しく車輪が止まる(死)シーンとボンボンの学生帽子を死装束としている辺りが、松っあんが幼少期に戻りたいと思え、そして戻れたのかもなぁと思います。
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