曲馬団の娘
劇場公開日:1958年2月19日
解説
「不良女学生」の植草圭之助が書下した脚本を、「血まみれの決闘」の小石栄一が監督し、「笑え勘平より 消えた短剣」の西川庄衛が撮影した、サーカスの世界を背景にするラヴ・ロマンスである。主演は「どたんば」の江原真二郎、「多羅尾伴内 十三の魔王」の中村雅子に、「笑え勘平より 消えた短剣」の小宮光江、今井俊二。ほかに月丘千秋、杉狂児、岸井明、清川虹子などが助演。
1958年製作/83分/日本
原題または英題:A Circus Girl
劇場公開日:1958年2月19日
ストーリー
象、ライオンに混って、このサーカスの呼び物は、一郎とスミレの空中ブランコであった。サーカスが横浜に天幕を張ったとき、街の中でスミレは偶然にも叔父の謙介にあった。スミレは戦争のドサクサで、家族と生き別れになり、浮浪児の生活をしているとき、幸運にも親切なサーカスの道化師倉太に拾われ、今では一座になくてはならない花形コンビにのし上っていた。叔父の謙介は、養子の謙二と共に東陽軒という飲食店を経営していた。スミレの親と謙介の間では、ゆくゆくはスミレと謙二を一緒にしようと約束していた。行方知れずのスミレをみつけた謙介は、この奇遇に喜び、謙二もこれを機会に足繁く、サーカスの楽屋に彼女を訪れるようになった。謙二の出現は一郎にとって面白くなく、ちょうどその時、以前に一郎に肘テツを喰い、一座を飛び出した菊子が、また戻って来た。二人の間に険悪な空気が流れたが、二人の愛情は固く、家に引取りたいという謙介の言葉にも、スミレは一座を離れようとはしなかった。横浜での公演も終りに近づいたころスミレは謙介親子と一緒に、亡き父母の墓参に出かけた。しかし自動車の事故でスミレは空中ブランコに間に合わなかった。いら立つ一郎は仕方なく、菊子を相手に空中飛行をした。帰って来たスミレをみて、一郎は激しく頬を打った。悄然としてサーカスを去るスミレは、謙二のところにもいかなかった。心配になって来た一郎は、あちこちとオートバイに乗ってスミレを探した。夜汽車に危くひかれんとしたとき、一郎は自分の身をギセイにしてスミレを助けた。しかし、生れながらの身軽さで、一郎の怪我も軽くてすんだ。元気になった二人は、ふたたび、空中ブランコの妙技で、観衆をうならせ続けた。
スタッフ・キャスト
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スミレ中村雅子
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スミレ(少女時代)藤田淑子
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一郎江原真二郎
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一郎(少年時代)綿貫優
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菊子小宮光江
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あやの月丘千秋
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蘭子高山道子
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藤子由利恵子
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梅子田中和子
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よし子光岡早苗
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あざみ宮田悦子
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サクラ杉山美香
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百合子鈴木朝子
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四郎岩上瑛
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五郎岩城力
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三吉友野博司
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亮吉片山滉
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譲次高原秀麿
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倉太杉狂児
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団長斎藤紫香
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瀬川花沢徳衛
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山本杉義一
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謙二今井俊二
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謙介坂本武
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安子清川虹子
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吉田沢彰謙
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八百屋曽根秀介
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圭子谷邦子
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ジュン子鈴木暁子
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車輪乗りの男小野保
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車輪乗りの女高橋京子
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世帯持A伊藤慶子
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所帯持B山本緑
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所帯持C杉丘のり子
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飼育係河童六十四
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八百屋の小僧植松鉄男
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コック牧野狂介
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ピエロ岸井明
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ピエロ吉川英蘭
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運転手久地明
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百姓千賀清三郎
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踊り子奈良あけみ
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歌手大津美子