新妻の実力行使

劇場公開日:

解説

「坊ちゃんの主将」の近江俊郎が原作、脚色、監督し、同じく杉本正二郎が撮影したスリラー喜劇。主演は「坊ちゃんの主将」の坊屋三郎、「ひばりが丘の対決」の久保菜穂子、「天下の鬼夜叉姫」の若杉嘉津子。ほかに万里昌代、古川緑波、天城竜太都、平凡太郎など。

1957年製作/70分/日本
劇場公開日:1957年11月3日

ストーリー

白名杉太、恵美子の夫妻は、いわゆるノミの夫婦。新婚生活とは言え体力のまさる恵美子夫人に圧倒される白名氏は洗濯炊事一切を任せられて会社の方もついおろそか。勤め先をクビになってしまった。が、恵美子夫人の叔父の経営する探偵社に素人探偵としての職をみつけた白名氏に、ウラン国領事からダイヤと金をちりばめた壷を三百万で探して欲しいという大役が持込まれた。問題の壷は実は密輸団に奪われたのだがその親分というのが白名氏と瓜二つだったから大変。白名氏は密輸団の幹部である辰と角に親分と間違われ、壷の隠し場所に連れて行かれた。一方、恵美子夫人は夫の失踪を心配して、壷の隠し場所であるキャバレーの地下室を、ふとしたことから怪しいと睨み単身のり込んだが辰と角に忽ち捕えられた。が、そこへ現れた白名氏が親分と間違えられたことをよいことに二人は逃げることができた。やがて旅に出ていた本物の親分が帰ってきた。一味は錦ケ岡の一軒家で壷を現金に変えようと図った。これを探知した恵美子は早速一軒家へ乗込み得意の空手チョップとハンマー投げで密輸団の親分と闘った。そこへ白名氏が現れた。乾分たちは白名氏を見て、どっちが本物の親分か分らなくなりテンヤワンヤ。だが折りよく警官隊が駈けつけ本物の親分を始め一味は捕えられた。白名氏夫妻は壷にかけられた賞金三百万円を獲得した上その功績によって日本・ウラン国親善使節としてウラン国に迎えられることになった。

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